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39 刑法第三十九条 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 39 刑法第三十九条
製作国
上映時間133分
劇場公開日 1999-05-01
ジャンルドラマ,サスペンス,法廷もの,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 まず、堤真一の二重人格の演技は率直に凄い(最初の二重人格シーンまでの40分間が正直一番面白い)。その他助演陣も揃って出色の出来(特に岸部一徳と樹木希林)。

ところが、主演の鈴木京香に関して(本人というよりは)キャラの設定にかなり疑問符が付き、どうも感情移入できない(極めて情緒不安定かつ頼りなさげで、鑑定人など全く務まる感じでは無い)。シナリオも相当に良く出来ていると思うが、それでもやはり公開鑑定の流れと事件の真相にはかなりの無理があると感じる。面白いサスペンスだとは思うが、完成度としてはあと一歩な印象。

あと、刑法三十九条についての批判が根底にある作品なのだが、無責任能力者を罰しないのは至極合理的な法制度であり、一面的に捉えての批判には違和感がある。詐病により正義が実行されない可能性があるとしても、それは制度運用上の問題であって、そういうものを十把一絡げに批判している様に見える点で、テーマ面がはっきり言って幼稚だと思う。
Yuki2Invyさん [インターネット(邦画)] 5点(2019-11-15 23:35:18)
その他情報
作品のレビュー数 80件
作品の平均点 6.42点
作品の点数分布
022.50%
100.00%
211.25%
333.75%
411.25%
51012.50%
61721.25%
73037.50%
81012.50%
933.75%
1033.75%
作品の標準偏差 1.80
このレビューの偏差値 45.61
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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