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《ネタバレ》 また多分に監督一流のシッチャカメッチャカではあるのですが、本質的にはいわゆる巷の巨匠さん達が年取ってからつくりたがる様な懐古的なアレですよね。ただ、例えば最近の『男と女 人生最良の日々』の二人ってのはどっちも恐らく90絡みなのに対して、今作の二人(コッチも多分にフェリーニ映画の印象が強いカップルながら共演は実は初だとか)は精々60チョイ過ぎくらいで、コレはつまり「健康寿命が延びたんだなあ…」というコトかなと思いました(個人的にはある意味コッチの方が=コレくらいの歳で演る方がイイかもな、なんて)。
まあ、だからこそやはりソコで浮かび上がって来るのはつくり手の「本質」とゆーか、今作だってモ~ただ「人生はお祭りだ」という映画でしかないのですよね。流れやシーン自体の内容は(比較的には)分かり易いですが、ソレ以上の意味はほぼほぼ無いって作品だと思いますし、ゆーてソコまでコミカルに笑えたりするワケでもねーのですよ。そして、ごく陰キャな私の個人的な事情としても、やっぱコレってまたごく「陽キャ」な価値観だな、ともね(誤解を恐れずに言えば、正直少しだけ肌に合わないな、と)。私がより好みなのはまだ確実に『男と女 人生最良の日々』とかの方ではあるのですね。 でも、そんなお祭りみたいな人生のオモチャ箱の中に分量自体は決して多くもないものの、やはり主演二人のシーンのそれぞれはどれも好かったと思いますね(ラストのショーもその他愛無さも含めて非常に暖かい気持ちで観れました)。ジュリエッタも変わらずキュートでしたが、やっぱ兎に角マストロヤンニは素敵すぎました。このハゲ方でこんなに素敵な人って他に居るの?とでも言いますかね。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 6点(2022-06-29 12:59:40)
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