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寝ても覚めても のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 寝ても覚めても
製作国日,仏
上映時間119分
劇場公開日 2018-09-01
ジャンルドラマ,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 脚本がしっかりしているから、最後まで飽きさせない。そこに、映画的な構図のカットと東出、唐田のしっかりした演技が加わって、突拍子もない設定にちゃんとリアリティーを与えたことで、実感の伴った普遍的な恋愛物語となっている。
 また、最後の追走シーンをロングショットで長回ししたり、登場人物の心理をセリフではなく構図や映像で表現したり、濱口監督が過去の名作映画をリスペクトしているのが画面から伝わってくる。北野武のDollsを想起させる携帯電話の投棄シーンが印象的だったのもその一例だ。猫の使い方も上手いし、岡崎の母親のエピソードも、しっかりと朝子の二股の答え合わせになっている。
 良平の「水かさが増している」「きったない河やで」のセリフに対して、エゴイスティックな自分の本心を骨の髄まで舐め尽くした朝子がつぶやく「でも、きれい」の一言はみごとなラストシーンだと思う。唐田えりかは体の演技ができるし背中の演技も上手い、ぜひ復活して大成して欲しいと思う。
 
ブッキングパパさん [インターネット(邦画)] 9点(2023-07-14 21:42:13)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 6.53点
作品の点数分布
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100.00%
216.67%
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5213.33%
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8640.00%
916.67%
1016.67%
作品の標準偏差 2.25
このレビューの偏差値 54.89
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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