| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 村上春樹ファンの嫁と色々ツッコミながら観ました。
村上春樹の世界観をよく表現出来ていると思います。原作は読んでませんが、短編小説を演劇のリハーサルシーンなどで膨らまして3時間の長編にしています。 逆に村上春樹に思い入れが無い人からしたら、あまり展開がなく随分長くて退屈に思われるかもしれませんね。その中にあって岡田将生のトラブルメーカー的存在はドラマを大きく動かす。 家福は妻の浮気を知りながら何も無かった様にやり過ごしていましたが、終盤、実はそうでは無かった事をドライバーに告白します。お互い同じように心に傷を持つもの同士が包容するシーンは心が揺さぶられる。今まで後ろのシートに座っていた家福がある出来事をキッカケに助手席に座るのが良いですね。 何度も出てくるタバコのシーンや車が走っているのを後ろ向きに撮っているシーンが印象的。最後、車が前向きに変わるのは二人の心の動きを象徴しているようだ。 【とれびやん】さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-06-26 01:12:16)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |