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容疑者Xの献身 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 容疑者Xの献身
製作国
上映時間128分
劇場公開日 2008-10-04
ジャンルドラマ,サスペンス,シリーズもの,犯罪もの,ミステリー,刑事もの,小説の映画化,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  二回視聴。最初観た時非常に面白かった印象があったので再度見直してみました。話の筋自体は何となく覚えていたので演技とか小道具とか細部にも注意を向けることができました。

 宮崎駿さんが言うのには、特異なキャラが登場するのがエンターテイメント(トトロみたいなやつ)、誰にでも起きうる物語を文学作品(例として火垂るの墓)と分類できるそうな。すると、この作品はエンターテイメント的な犯罪捜査と文学的な犯人、犯罪で構成されていると思われます。そのことをよく理解した演技の役者陣はさすがというか、このメンバーのレベルなら当たり前になりますか。

ただ、見ている間ずっと疑問だったのが、このトリックが意味があるのは本物の死体が発見されない場合だけなのに、死体が発見されなければ偽装工作としての殺人も必要がないわけです。つまり、偽装工作の殺人にはまったく意味がなく、推理小説の素材としての意味しかないわけです。これをどう考えるのか。リアリティがないと否定するのか、想定外で面白かったと肯定するのか。

まあ、こんな原作の在り方もあると見聞が広がった感じで私は嫌いじゃございません。
たこのすさん [地上波(邦画)] 8点(2024-05-09 11:59:38)
その他情報
作品のレビュー数 189件
作品の平均点 6.68点
作品の点数分布
021.06%
131.59%
231.59%
342.12%
442.12%
51910.05%
63116.40%
75931.22%
84825.40%
9136.88%
1031.59%
作品の標準偏差 1.77
このレビューの偏差値 54.20
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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