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灼熱の魂 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 灼熱の魂
製作国カナダ,仏
上映時間131分
劇場公開日 2011-12-17
ジャンルドラマ,サスペンス,ミステリー,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 結末を知って結構すごい話だなと感動したが、「オイディプス王」を現代の中東に舞台に移した翻案版と言われてみれば、なるほどと。
そう考えると西洋の古典は強いなと感心。だが、話のつくりはよくできていて、翻案版だからと言って貶めるつもりは全然ない。若干娘の探索がご都合主義的にうまくいきすぎているような気もするが、それを超えてこの母親の一生はなんだったんだろうと深く嘆息させるストーリに脱帽。若き日の母親がテロリスト側につく動機となったバスの襲撃シーン。幼い子だけでも助けようと母親の振りをしたが結局女の子は射殺されるという痛ましい場面。これは本当に内戦が続く中東の現実を語る上でリアリティを与える悲惨なシーンであり非常に深甚な場面だったと思う。遠い中東では宗教紛争と難民流入による民族紛争などが絡み合って人々がこのように傷付け合い苦しんでいるだなと改めて身につまされ、平和ボケしている日本人としては色々と考えさせられるいい映画だったと思う。初期にこんな映画を撮っていたヴィルヌーヴはやっぱすごいね。
エリア加算さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-04-15 18:23:32)
その他情報
作品のレビュー数 32件
作品の平均点 7.12点
作品の点数分布
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113.12%
200.00%
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413.12%
513.12%
6515.62%
71031.25%
8928.12%
9412.50%
1013.12%
作品の標準偏差 1.65
このレビューの偏差値 49.54
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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