タイトル名	イップ・マン　序章
製作国	香,中
上映時間	106分
劇場公開日	2011-02-19
ジャンル	アクション,ドラマ,カンフー,シリーズもの,伝記もの

ブルースリーを強く思い起こさせる映画だった。
ブルースリーが、（邦題）ドラゴン＊＊の三作で演じたのは、普通の人達の普通の暮らしの中に、みんなと同じ場の中に居たスーパーヒーローだ。そしてその技は、体と心の鍛錬により会得したもので、スーパーマンやバットマンとは違う。むしろ彼らの技よりも凄い。
そして、宇宙人とかとも戦わない。叩きのめすのは、素朴で平和な暮らしを奪う意地悪な者たちだ。脇役と鑑賞者は、仲間の一人が、圧倒的な力でそいつらをなぎ倒してくれるのに驚き、狂喜する。
リー映画と、彼の師匠を描いたこの映画、ニワトリと卵の関係のようだ。好きだ。

しかし、日本が悪役の香港/中国映画の多いこと。日本にも戦時下を扱った映画はそりゃあたくさんあるが、被害者目線の平和讃歌が多い。スカッとするアクション物は少ない。この大きな違い。日本がかの国に与えた屈辱感の巨大さがよく判る。この先日本がどんだけ出来の良い戦時下映画を作ったとしても、かの国からは鼻で笑われるのに違いない。我慢しよう。

作品のレビュー数	29件
作品の平均点	6.79点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 1 3.45％ 2 0 0.00％ 3 0 0.00％ 4 0 0.00％ 5 3 10.34％ 6 8 27.59％ 7 6 20.69％ 8 8 27.59％ 9 3 10.34％ 10 0 0.00％
作品の標準偏差	1.61
このレビューの偏差値	50.80 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値