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スプリングスティーンの良さが判った時、少し大人になった気がした。今の自分を構成する要素の中に、彼の歌はまだちゃんと居る。新作もいつも(まあまあ)楽しんでいる。
泣けた。涙の正体は、シンプルでは無い。青春映画、家族映画としての出来の良さ。曲の良さ。使い方の良さ。脳内の、昔の自分が叫ぶ声!混然一体となって、つまりは嬉し泣き?!もう、主人公に、大エールだ!ついでに作者のどや顔にも乾杯だ! 自分の人生には、そんなに派手なドラマは無い。しかしスプリングスティーンの歌は、平凡な人生にもたまには訪れるドラマに、それがどんなに平凡であっても、寄り添い、勇気付け、道を指し示してくれ、大切な瞬間だと教えてくれるのだ。(盛ってくれる、とも言う。) この映画、ファンはみんな経験していることを撮った、スプリングスティーンの聴き方マニュアルな。結局。 【smith】さん [映画館(字幕)] 8点(2020-08-08 14:27:49)
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