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ジャイアンツ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ジャイアンツ
製作国
上映時間201分
劇場公開日 1956-12-22
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 “Giant”『ジャイアント』。要するにテキサス州のことです。当時テキサス州はアメリカで最大の州('59年にアラスカが州になって第2位になるまで)だったため。というのと、アメリカ本土最大の油田『ブラック・ジャイアント』と呼ばれた東テキサス油田のこともひっくるめてるんでしょう。日本で言えば『でっかいどう』みたいなタイトルですね。
ジャイアンツって複数形になっているのは、なんかジョーダンを巨人(偉大な人物)に例えたんじゃないかな?って解釈があったので、そこに故ジェームス・ディーン演じるジェットを2大巨頭のように絡めてみたから、ジャイアンツなんじゃないかなぁ?と言った解釈…あと絶対、読売巨人軍の人気にあやかろうとしたんだと思われる。

開拓時代の映画だと思ったら割と近代的なタンクローリーとか出てきてビックリした。3時間超えの大作だけあって、色んな物語が詰め込まれている。ジェットの一攫千金物語。ベネディクト家の再興。ショック!息子の嫁はメキシコ人?。え?あれ…もしかしてペドロ!?。誰を主軸に観るかで、大河だったり朝ドラだったりする作品。長時間作品だけど、案外スイスイ観られました。

『テキサスに嫁いだレズリー嬢の奮闘記』として観るとまさに朝ドラ。面白いのはレズリーが動くとき、つまり人生の今後を自分で決めるとき、どういう意図が込められているのか、顔をあまり映さないんです。
まずはジョーダンに告られてテキサス行きを考える時。まだ決まりきっていないためか、木の枝の影で顔の半分が隠れてます。ジョーダンの方針に賛同できず実家に帰る決断をした時。照明の影で完全に顔が観えません。あと子供たちの進路でジョーダンと対立した時。自分の意見を言うレズリーの顔はジョーダンの本に隠れて観えません。他にもあったのかな?どうかな?この『レズリーの顔を隠す』演出って、どんな意図があったんでしょうね?思うにテキサスの男尊女卑で閉鎖的な古い体質を、表現したんでしょうかね?
それかエリザベス・テイラーがテキサス人に、男に歯向かう自己主張の強い女!って思わせないように、配慮した演出?う~ん、どうでしょう?
K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-04-27 22:52:11)
その他情報
作品のレビュー数 56件
作品の平均点 6.73点
作品の点数分布
000.00%
111.79%
223.57%
300.00%
423.57%
558.93%
61425.00%
71221.43%
81119.64%
9712.50%
1023.57%
作品の標準偏差 1.85
このレビューの偏差値 47.85
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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