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オリエント急行殺人事件(1974) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 オリエント急行殺人事件(1974)
製作国
上映時間128分
劇場公開日 1975-05-17
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 -Murder on the Orient Express- 邦題まま。幼少期から名前だけは知っていて、初めて観たのは高校生の頃だろうか?「犯人は誰だ?」と考えながら観ていて、この結末は驚いた。いやいや、このオチは反則だろうって。

豪華列車の旅と流れ行く異国の風景。名優たちの絡み合いが楽しめるかと思いきや、列車は雪で埋まって景色は流れない。(雪を砕いて救助に向かう除雪車の、なんか男らしさが好き。)
名優たちもポアロとは絡むけど、客同士で疑い合い、探り合い、犯人探しとかはしない(そりゃ結末があのようなカタチだと仕方ないけど)。
大女優イングリッドに「名女優の資質はない」というポアロ。「マザー、マザー」を連呼するアンソニー。アクション(?)担当はコネリーと、知れば知るほどくすりとさせられるシーンが多そう。
呼ぶ人呼ぶ人犯人呼ばわりするビアンキは、推理している鑑賞者のモヤモヤを代弁して整理させる役割として、良いアクセントになっていた。

殺害方法はもちろんだけど、モトは1934年の小説。当時これだけの人たちに、どうやって連絡を取ったのか?誰も欠けることなく、どうやって集めたのか?またどうやってあの列車に詰め込んだのか?世界を股にかける豪華列車だけに、奇跡のようなタイミングを作るに至った経緯が、とっても気になるところ。
傷の深さの違いとか、何回か観ても楽しめそう。もし結論が2案だった場合、最初の人だけが重罪になったのかな?
最後にグラスを合わせるシーン。成功を喜ぶのではなく、事を成し遂げ、もう二度と合わない顔ぶれの最後の別れとして、コレはコレでありだなって思った。(小心者なんでネタバレとは言え濁して書いてます。)

私は初めて観た時、ガウンの謎の女性が実はマックイーンで、彼が犯人だと推理していたように思う。
うん、当時サイコを観たばっかりなのがバレバレな推理です。
K&Kさん [地上波(吹替)] 6点(2022-06-05 14:40:19)
その他情報
作品のレビュー数 117件
作品の平均点 6.38点
作品の点数分布
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354.27%
4108.55%
5119.40%
63227.35%
73227.35%
82420.51%
910.85%
1021.71%
作品の標準偏差 1.46
このレビューの偏差値 48.18
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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