Menu
 > 作品
 > ト行
 > ドリームガールズ(2006)
 > K&Kさんのレビュー
ドリームガールズ(2006) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ドリームガールズ(2006)
製作国
上映時間130分
劇場公開日 2007-02-17
ジャンルドラマ,ミュージカル,音楽もの,ロマンス,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ~Dreamgirls~実在したポップ・グループ、ザ・スプリームスを題材とした架空のグループ名。
ロックを遡っていくと、黒人音楽が大きな影響を与えていることが解るけど、案外浅い知識しかないもので、よく知らなかったダイアナ・ロスの過去を扱ったフィクションとして、興味深く観させてもらった。
地方の黒人音楽を、白人の大手プロモーションがパクって大金を稼ぐ図式が音楽業界の闇を感じさせる。でもリスナーの多くはそんな裏事情なんて知らないから、ラジオで何度も耳にする良い歌を買ってしまうんだよな。
白人主体の音楽業界で対抗していくため、ルックスの良さと耳障りの良い声のディーナを前面に売り出そうというカーティスのやり方も理解できる。エフィとカーティス達の亀裂は起こるべくして起こったものだけど、それよりこんな中盤から突然ミュージカルになってびっくりした。エフィがクビになる時のミュージカルは歌詞と状況のシンクロ具合が絶妙で見事。
エフィがディーナとカーティスの仲を疑ってたけど『それは誤解でしょ?』って思ってたけど、数年後結婚してるのは、え??って感じ。どこか2人の関係を描いたシーンを見逃してたろうか?
ザ・ドリームズのプロフィールビデオの、ミシェルの切り貼り感が良かった。
エフィの歌をドリームズがパクる。白人のやり方で黒人同士潰し合う。
独立を決意したディーナの"Listen" の観せ方が凄い。闇の中1人で歌うディーナ。徐々に明るくなるとそこが収録スタジオで、ガラスに反射したカーティスが映る。どれだけ独立を願っても事務所が権利を握っている構図を一発で表現している。回想風に秘密の証拠書類を盗むシーンと、エフィの"One Night Only"のシングルを見つける瞬間を入れる。
解散コンサートでザ・ドリーム・ガールズとして4人で歌う爽快感。カーティスも何かに気がついたようで(何で?)エフィの子の隣へ。満足度の高い大団円。エンディングの絵コンテもなんか嬉しい。
ノリノリのエディ・マーフィがまた実に良いし。ジャクソン5も出てきてお得感満載。
K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-27 23:46:48)
その他情報
作品のレビュー数 134件
作品の平均点 6.58点
作品の点数分布
021.49%
100.00%
221.49%
321.49%
464.48%
5118.21%
63123.13%
74533.58%
82518.66%
985.97%
1021.49%
作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 47.84
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ドリームガールズ(2006)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS