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ウエスト・サイド・ストーリー(2021) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ウエスト・サイド・ストーリー(2021)
製作国
上映時間156分
劇場公開日 2022-02-11
ジャンルドラマ,ラブストーリー,ミュージカル,青春もの,リメイク,ロマンス,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 モト作品が観る度に好きになっていく映画だったので、アカデミー作品賞候補の本作にも期待しての鑑賞。
スッキリとした映像、カメラワーク、広がりのある音響に60年の技術的な進化が伝わってくる。
再開発(破壊)されていく街並み。一箇所に集められたバスタブのあまりのリアルさから『この世界観からミュージカルって不自然にならないかな?』なんて心配してしまったけど、歌が始まってしまえば盛り上がる。

体育館の“マンボ”の迫力。左右に分かれてクッキリとするの寒色(青系)のジェッツと暖色(赤系)のシャークスの両陣営の統一感。白いドレスのマリア。コッソリ背伸びして引いたルージュと、アニータに借りた赤いベルトのワンポイント。黒いジャケットのトニーは青いストライプのネクタイ。黄色いドレスのアニータ。彼女の『赤』を使う場所が情熱的なアニータらしく、また映えるんだわ。
“トゥナイト”の美しさ。吹き替え問題が尾を引いてしまった'61年版に対し、レイチェル・ゼグラーの歌唱力は伸びやかで美しい。
日中のメインストリートで繰り広げられる“アメリカ”はよりゴージャスに。きっとどこかで聞いたことのある名曲の数々に、ミュージカル映画が初めての人も、魅了されるんじゃないでしょうか?
古いというだけで観ないのはもったいない作品なので、良いタイミングでリメイクされたと思う。


まだ公開中の映画は極力ネタバレ無しに、簡素に書くよう心掛けたいところだけど、以下はちょっとギリギリのライン。
“クインテッド”で最高潮に盛り上がり、残された少年たちの『どうしよう?俺たちこれから、どうなってしまうんだ?』って不穏な空気を“クール”で鎮める流れが脳内に染み込んでるんだけど、本作は舞台版に近づけたのかな?
“アイ・フィール・プリティ”の入るところも、ここで入るのか…って感じで違ってた。この曲は'61年版ではインターミッション後の一曲目なので、重めな映画後半戦の中でも清涼剤的に楽しい一曲なんだけど、本作はインターミッションが無いから、決闘から先のドラマが割と長めに感じられた。後半の流れは'61年版のほうが勢いがあって、個人的に好きかな?
K&Kさん [映画館(字幕)] 7点(2022-03-20 10:17:02)
その他情報
作品のレビュー数 17件
作品の平均点 7.29点
作品の点数分布
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515.88%
6211.76%
7741.18%
8529.41%
9211.76%
1000.00%
作品の標準偏差 1.02
このレビューの偏差値 47.15
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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