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黒い十人の女 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 黒い十人の女
製作国
上映時間103分
劇場公開日 1961-05-03
ジャンルサスペンス,コメディ,モノクロ映画,犯罪もの,ミステリー
レビュー情報
《ネタバレ》 夜道を歩く女。その女を追い掛ける女。と女と女と女と・・・何だこりゃ?幽霊まで出てきた。こういうシュールな画は大好きです。
逢引きの部屋の押し入れから出てくる女。と女。バチバチ火花散る女の争いに、そんな事どこ吹く風な男がひとり。女との関係を巧妙にひた隠してきて楽しんでたわけでなく、来る者拒まずで、気がついたらこうなっちゃってたんだもん、仕方ないよ~。

十人の女の中で、中心になるのは五人。女たちの名前と人数の関係は見てる時は気が付かなかったけど、そうだったのかぁ。
でも十人どころじゃないっぽいのは、設定的に良かったのか悪かったのか、風と危うく関係を持ちそうになった新人女優が百瀬。ってことは、他にも重市から九十九まで居たのか?なんて勝手な想像が膨らむ。

話し合いの結果十人の女に殺される事になるなんて、男冥利に尽きるというか、きっと男の理想の最後だろうね。
いよいよの殺人の舞台、テーブルに一列に並んで座る女たちの画もシュール。
問題は殺されて(狂言)から。まさかの自殺者、まさかの離婚、まさかの飼い殺し、まさかの9,000円カンパ。
男の生き甲斐が仕事だったのが、可愛そうというか何と言うか…

最後の燃え盛るトラックと無関心の市子。明日のトップニュースになりそうな横転事故より、社会的に抹殺された無価値な男を、骨の髄までしゃぶり尽くすのが女って生き物だよ。って言いたいのかと解釈。
K&Kさん [インターネット(邦画)] 6点(2022-05-29 15:00:31)
その他情報
作品のレビュー数 44件
作品の平均点 6.77点
作品の点数分布
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8818.18%
912.27%
1024.55%
作品の標準偏差 1.33
このレビューの偏差値 45.63
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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