| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 【The Final Reckoning】《最終精算》。前作と同じ“レコニング”って単語を使っているけど、意味合いが違ってきますね。【PART TWO】にしなかったことも含め、様々な紆余曲折や台所事情なんかがあったんでしょうね。
今回、前作の予習をしないで観たため、誰がどういった役割だったかとか、結構忘れてしまってました。相変わらずエンティティを“それ”と名付けたのは、字幕を追う際の大きな足枷になってます。 世界中を飛び回るイーサン・ハント。前作はコロナ下で溜まった海外旅行欲を満たすかの如く、世界を跨ぐ大規模なロケ感を感じさせてくれました。本作では海中から大空と、トムの身体を張ったアクションが見所です。相変わらずスケールはデカいんだけど、潜水艦セットの撮影と、ジャングル上空での撮影がメイン。この手のアクション映画ではお決まりの、大都市でのカーチェイス的なものが無かったためか、ちょっとこじんまりとした印象を受けてしまいました。 過去作のキーワードやキーパーソンを絡めるのは、ファイナルらしかったです。特に「あ、この人ってあの人か!」ってなった時は気持ち良かったですね。でも3のアレを出すのは無理やりな気もしましたが…こんな所も作品のこじんまり感に拍車をかけている気がします。 シリーズも8作目ともなると、イーサンだったらどんなピンチも乗り越えてしまうのは大前提です。あとはどれだけ“ピンチをギリギリすり抜けるか?”に期待するんですが…そこがちょっと肩透かしに思えました。“あれだけ注意事項沢山の○○。死に物狂いで〇いだ。さぁどう助かる?”“ただ探すだけでなく、犬〇〇の扱い方から猟銃まで渡されて…さぁどう見つける?”“〇秒で大爆発。さぁどう切り抜ける?”“○○が無い??さぁどう脱出する?”この辺の処理が立て続けに雑だったように思えました。アクション上のスリルはあったけど、脚本上のスリルが欠けていたように思えました。 黒人の女大統領に女の空母艦長。イーサンのチームも人種のるつぼ。大作映画から創りたいものをそのまま創る自由度がどんどん奪われている気がします。それでもトムの身体を張ったアクションは、この時代に、一見の価値はしっかりとあったと思います。 【K&K】さん [映画館(字幕)] 6点(2025-06-01 00:11:06)《新規》
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |