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アメリ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アメリ
製作国仏,独
上映時間120分
劇場公開日 2001-11-17
ジャンルドラマ,ラブストーリー,コメディ,ファンタジー,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 “Le Fabuleux destin d'Amelie Poulain”『アメリ・プーランの素晴らしい運命』。
シアター・キノという小さな映画館があるんだけど、札幌ではそこで公開され、ロングランの大ヒット。ミニシアターといえば映画マニアがマニアックな映画を観るイメージがあるけど、アメリはその殻を破った作品。アメリは「この映画、もっと大きな劇場で上映してもウケるだろうに…」って思う作品ではなく、ミニシアターで観るからこそ、良い作品に出会えた感・私がこの映画を見つけたの!感が倍増する映画だったと思う。
例えるなら普段通らない路地裏で、ひっそりと営業してる個人経営のお菓子屋さんを見つけ、試しに買ってみたらめちゃくちゃ美味しかった!って気分?

のっけから、いわば“あるあるネタ”の詰め合わせで、テンポよく紹介される“子供の頃こういう事したわ~”とか、両親の“(人に言うほどじゃないけど)嫌いなこと・好きなこと”は、共感出来るのもあれば、えぇ~?って思うのもあり。ここで共感できる率が高い人ほど、この映画好きなんじゃないかな?
このOPで、観る人を一気に童心に返して、アメリの不思議な世界を楽しませようって、監督の作戦だと思うけど、どうだろう?

お菓子で例えてしまったけど、幕の内弁当が近いかも?この映画にドンッ!とメインのおかずは無く、綺麗に小分けされたおかずが、それぞれ調和が取れていて美味しい感じ。割と大きなエピソードの“世界を旅するドワーフ人形”は、テレビで元ネタを観たことがあった(※検索したらアンビリバボーが出てきたけど、アメリ公開前に『世界まる見え』で観た記憶がある。)。もしかしたら“子供の頃の宝箱”や“証明写真の謎の男(このエピソードには一本取られた気分)”も、どこかに元になるエピソードがあるのかもしれない。

だからってこの映画の価値・アメリの魅力が下がるとは思わない。
アメリという人物の物語として、不思議な住人が住むモンマルトルの世界感として、しっかり調和が取れているからだろう。
忘れた頃に豆袋に手を突っ込み、忘れた頃に水切りの石を拾うアメリが、映画の世界観にしっかり引き戻してくれる。
この映画はコミュ症の女性が、自分の存在を知られずに相手を幸せにしていき、最後は勇気を出して自分を幸せにする物語。
K&Kさん [映画館(字幕)] 8点(2023-09-05 14:47:36)
その他情報
作品のレビュー数 548件
作品の平均点 6.77点
作品の点数分布
030.55%
1101.82%
2152.74%
3142.55%
4397.12%
5478.58%
68114.78%
710619.34%
812823.36%
96511.86%
10407.30%
作品の標準偏差 2.11
このレビューの偏差値 52.76
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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