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十二人の怒れる男(1957) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 十二人の怒れる男(1957)
製作国
上映時間96分
劇場公開日 1959-08-01
ジャンルドラマ,サスペンス,法廷もの,モノクロ映画,TVの映画化
レビュー情報
冒頭とラストを迎えた時の落差は凄い。キャスティングを見た段階で、一人抜きん出ているフォンダの逆転劇は容易に予測できうるが、それでも偏見に満ちた11人を説き伏せていく展開は、見る者を最後まで飽きさせない説得力がある。少数意見を尊重するアメリカ的民主主義には敬意を払いたい。しかし俳優人の中で、あまりにフォンダ一人が頭一つ出過ぎてはいないだろうか?勿論主観が入っているのも事実だが、何事にも絶対に屈しないフォンダの威厳は、却って作品の一つの方向性を決定し過ぎている。物語では無罪を主張する弁護側が努力をしていないと訴える。では有罪を主張する側は、数々の証拠提出や弁論を展開していたはず。その中には“少年が有罪かもしれない”と言う情報も含まれていたのでは。いや一つくらい用意しても良かったはずだ。その中で公正に議論をして、結論を導くのが陪審員制度ではないだろうか?この作品はあくまで偏見vs正義に執着しすぎ、どうやってフォンダが他の11人を逆転するかのゲーム形式に陥ってしまった気がする。白人で且つ男性しか登場しない映画。このことからも時代の流れを感じさせられた。
さん 4点(2001-02-08 00:38:03)
その他情報
作品のレビュー数 505件
作品の平均点 8.60点
作品の点数分布
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210.20%
330.59%
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6163.17%
7499.70%
810420.59%
915630.89%
1015630.89%
作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 27.10
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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