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サラエボの花 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 サラエボの花
製作国ボスニア・ヘルツェゴビナ,オーストリア,独,クロアチア
上映時間95分
劇場公開日 2007-12-01
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1992~1995年)から約10年が経過したサラエボが舞台です。凄惨を窮めた戦時の描写はあえて行わず、今なお続く、人の心に残る傷痕に焦点を当てています。母娘の関係、母娘それぞれの人間関係、恋愛などを描きつつ、母vs娘のクライマックスに持って行く流れが、ごく自然で巧みです。静かで間接的な表現が多いため、初見では、今ひとつピンと来なかったのですが、結末を見た後に、背景に関する知識を入れてから見直してみると、なるほど、なかなか細やかな精神描写を見て取ることができます。エンディングは、過去を断ち切って前に進んでいこうとする強さみたいなものが感じられて、すがすがしかったです。監督は女性で、製作当時30代前半と若いのですが、人物の描写に熟練を感じさせます。いぶし銀です。
camusonさん [DVD(字幕)] 7点(2024-06-04 19:18:49)
その他情報
作品のレビュー数 27件
作品の平均点 6.85点
作品の点数分布
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6725.93%
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作品の標準偏差 1.38
このレビューの偏差値 50.78
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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