Menu
 > 作品
 > イ行
 > イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
 > camusonさんのレビュー
イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
製作国英,米
上映時間115分
劇場公開日 2015-03-13
ジャンルドラマ,サスペンス,戦争もの,歴史もの,伝記もの
レビュー情報
《ネタバレ》 第二次大戦時に敵国ドイツの暗号情報解読を成し遂げた英国人の実話に基づく物語。主人公は学者で、天才肌な変人で、研究第一で友達できないタイプ。元々チームワークという概念を持たず、孤立気味だったのですが、実力はあるので、チームのリーダーの座を勝ち取ります。使えないスタッフを解雇し、優秀な人材を集めることに。選抜試験のクロスワードパズルを自分よりも早く解いた女性がチームに加わり、その美人で優秀な女性に触発され、チームに打ち解ける努力をするようになります。暗号解読のための機械(コンピュータの原型)を開発し、難易度の高い暗号をなんとか解読するというのが前半。暗号解読の喜びも束の間、話が暗転するのが後半。後半、ナルホドと思わせる展開なのですが、前半の予定調和的な流れがちょっとイマイチでした。暗号解読において、劇中ひらめきで解読にいたった手法は、本来、基本のキだと思うのですが、どうなのでしょう?あと、二重スパイが発覚するところが、いまいちピンと来ないというか、思わず膝を打つような切れ味がないというか。何で見つかるかなぁという。また、物語の中にチューリング・テストを組み込んだのが、いたずらに複雑になってやしないかと。さらには、天才主人公の現在の人間性に至る説明として、しばしば学生時代の回想劇が挟まるのですが、現在の凜々しい人間像(内面・外見共)と乖離しているのが、違和感が残ります。以上のような気になるところを除けば、総じて、地味目な話を地道に密度高くつくり込んでいるなと思いました。
camusonさん [映画館(字幕)] 7点(2023-05-09 17:26:40)
その他情報
作品のレビュー数 92件
作品の平均点 7.50点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
555.43%
61415.22%
72426.09%
83234.78%
91314.13%
1044.35%
作品の標準偏差 1.19
このレビューの偏差値 46.49
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS