タイトル名	ビフォア・ザ・レイン
製作国	仏,英,北マケドニア
上映時間	115分
ジャンル	ドラマ,戦争もの

《ネタバレ》　オムニバス3部構成。第1部は、海を背にした僻地に建てられた修道院を舞台にした話。第2部は、うってかわって、都会で写真誌の編集者として働くキャリアウーマンの話に。不意に襲う暴力の暴発しか共通点がないなと思ってたところ、第3部で、すべての話がつながるような構成です。イニャリトゥの「アモーレス・ペロス」に構成や雰囲気が似てるような気がしますが、本作の方が全然古いので、この手の作品としては先駆けだったのかも知れません。第3部でうまくつながって、なるほどと思う反面、第1部で目の色変えて少女を追っかけていたのに対して、第3部でいとも簡単に逃がしているなど違和感も残ります。日常の中の非日常をさりげなく切り出していると思うのですが、全体的に詰めが弱いというか。人の死が、印象に残ると言うより、逆に受け手を不感症にしてしまうようなところがあります。不意に訪れる理不尽な死のリアリティはあるのでしょうが、感情の方が追いつかず、あまり残らない感じです。

作品のレビュー数	15件
作品の平均点	5.27点
作品の点数分布	0 1 6.67％ 1 0 0.00％ 2 1 6.67％ 3 0 0.00％ 4 1 6.67％ 5 5 33.33％ 6 3 20.00％ 7 2 13.33％ 8 2 13.33％ 9 0 0.00％ 10 0 0.00％
作品の標準偏差	2.05
このレビューの偏差値	49.36 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値