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《ネタバレ》 これが映画史上最高傑作だなんて過大評価もいいところですし、こんな展開リアリティがないじゃないか、結局勝ち組のエリート銀行員が刑務所の負け組の中で上手くやったってだけじゃないか、と正直いろいろ文句も言いたくなります。一番の欠点は劇中での時間経過がほとんど感じられないところですね。とてもじゃないですが20年間ものスパンの物語には見えません。それでも細かい瑕瑾を無視してでも突っ切る終盤のカタルシスは確かに他の映画ではなかなか味わえないものだと思います。たぶんそれはアンディとレッドのみが救われるというだけでなく報われることのなかった他の囚人たちの分の人生をアンディとレッドが代わりに背負うような作りになっているからですね。初めは個々のエピソードがバラバラにしか思えなかったのに、それらが全部クライマックスで回収されていくところが気持ちいいんですよね。まあそれでも所詮内容は勧善懲悪でしかないのでそれほど深みはないのですが、エンターテインメントとしては上出来でしょう。冒頭の刑務所の空撮はおっと思いました、この頃は普通のドラマ映画にCGが使われることもないから全部本物を撮影してるんだなあという感動もあります。
【Сакурай Тосио】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-09-26 23:51:33)
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