Menu
 > 作品
 > ヒ行
 > 皮膚を売った男
 > Сакурай Тосиоさんのレビュー
皮膚を売った男 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 皮膚を売った男
製作国チェニジア,仏,ベルギー,スウェーデン,独,サウジアラビア
上映時間104分
劇場公開日 2021-11-12
ジャンルドラマ
レビュー情報
アートについての映画ではあってもアート映画ではなく内容はどちらかというとエンタメ寄りです。シリア情勢に詳しくなくても理解できるぐらいわかりやすい内容で、それは表向き西洋のアラブ人への偏見を批判しているようで西洋から見た無難なアラブ人の姿しか描けていないとも感じます。序盤、恋に舞い上がった主人公が「革命だ!自由だ!」と叫んだりそれが原因で不当逮捕された上にそこからあっさり脱走して国外逃亡までしてしまうのがほんとにこんなことあり得るのかと疑いの目で見てしまうのですが実際どうなのでしょう。アート業界側の人間はいかにも俗物という人物造形で浅く感じますが主人公の側もそれをうまく利用して立ち回っている様子も描かれており一辺倒ではない含蓄のある内容になっているとは思います。演出として意図したものかはわかりませんが、ビデオ通話の時差による映像のずれがコミカルな効果を上げていて良いです。一方頻出する鏡越しの画は特に意味があるとは思えませんでした。エピローグは結局作中で提示された問題を放り投げてるような安易な展開になってしまったのが残念ですが、自由に対する皮肉めいた視点を提示しているのは面白いと思います。
Сакурай Тосиоさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-08-04 23:59:06)
その他情報
作品のレビュー数 1件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
61100.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 0.00
皮膚を売った男のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS