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アルジェの戦い のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アルジェの戦い
製作国伊,アルジェリア
上映時間122分
劇場公開日 1967-02-25
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画,歴史もの
レビュー情報
意外とハラハラドキドキするエンターテインメントとしても見れてしまう映画です。それもそのはずでこの映画は社会背景の説明や人物の心理描写はほとんど省かれていて中心となるのはフランス軍とアルジェリアの民族解放戦線、両者の攻防だからです。演出はリアリズムですが銃撃や爆破シーンは最大限盛り上がるように構成されています。走行中の自動車からの銃乱射シーンなどはまるでギャング映画みたいです。いやほんと背景知識を抜きにして見ると仁義なき戦いみたいな実録抗争映画っぽさがあるんですよ。劇中の銃声はちゃっかりマカロニ・ウエスタンと同じものを使用しています(笑)。空挺師団のマチュー中佐がまた理知的で冷静に状況に対処でき、ナチスへのレジスタンスとして戦った過去があるという皮肉な側面も含めて魅力のあるキャラクターなんですよね。ラストの群衆シーンは確かに本物にしか見えない迫力はあるのですが、終わり方も含めて唐突な印象を受けてしまいます。冒頭でかすかにバッハのマタイ受難曲が流れていますが、イスラム教徒のアルジェリア人の受難をキリストになぞらえるのが正しいのかは疑問です。
Сакурай Тосиоさん [DVD(字幕)] 6点(2023-06-20 23:36:30)
その他情報
作品のレビュー数 19件
作品の平均点 8.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.34
このレビューの偏差値 38.82
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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