Menu
 > 作品
 > ク行
 > クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾!
 > nakasさんのレビュー
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾! のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾!
製作国
上映時間102分
劇場公開日 2007-04-21
ジャンルSF,コメディ,アニメ,ミュージカル,シリーズもの,ファミリー,TVの映画化,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 「超能力大決戦」を、ぶっちぎりのワーストとして別格扱いするなら、手探り状態の第1作で全体に冴えなかった『ハイグレ魔王』と、前半退屈な『金矛』、後半ぐちゃぐちゃな『踊れアミーゴ』、そして本作が“おすすめできないクレヨンしんちゃん映画”群だと思う。
他の3本と同様、本作にも美点はあって、前半はかなり良い。笑いは足りないが、しんのすけの必死の逃避行にはが迫力がある。だが、そこに共鳴できるのは、彼が5歳児だからだ。両親が抵抗に加わるあたりで、一挙に気持ちは冷めてしまう。「幼稚園のみんなも、じいちゃんもばあちゃんも、みんな死んじまうんだぞ」と言っていた同じ人間なのである。じゃあ、このまま二人はシロの見殺しを耐えて看過し、しんのすけ一人だけが活躍する形で終われば良かったのかと問われれば、確かにそれでも締めくくりはつかない。あえて言えば、そもそも映画として描くことに無理があったテーマだったのだろう。強いていえば、土壇場で二人になにか衝動的な行動を取らせるという脚本も有り得たかも知れないが、この脚本はダメだ。これじゃあ完全にテロリストだし、そこで感動を誘おうというのは完全に間違っている。正論を吐いているように見えた時雨院も一種の異常者だったという描き方も、あまりに言い訳くさい。文句なしに共感できるのは、苦渋の表情を見せつつ行動し、捕獲時に銃の使用をやめるUNTI隊員の姿だろう。
nakasさん [映画館(邦画)] 4点(2023-09-14 21:18:34)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 4.79点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
217.14%
3214.29%
4535.71%
5214.29%
617.14%
717.14%
8214.29%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.78
このレビューの偏差値 47.52
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾!のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS