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リリー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 リリー
製作国
上映時間81分
劇場公開日 1953-10-06
ジャンルドラマ,ミュージカル,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
最近「ミセス・ハリス パリへ行く」も映画になったハリウッド流ファンタジー作家ポール・ギャリコ原作の映画化作品。
ファンタジー作家といってもこの人、出自がスポーツライターというだけあっていまいちファンタジーに振り切れてないところがあるんだけど、今のように映画でもテレビドラマでもアニメでもゲームでもノベルでもこってこてのファンタジーだらけになってしまっているなかではなんだかホッとできるような作風といえるかもしれない。
この作品の中で最もファンタジー要素といえるのは、たった一人の操作で人形があんなに細かい動作はできないだろ、って部分くらいだし。
わずか5巻の短尺もの、歌は「ハイ・リリー・ハイ・ロー」ただ一曲だけ。ダンスシーンも短いし断片的、華麗な群舞もない。
ダンサー出身のメル・ファーラーの面目躍如、かと思いきやあまり踊らないしレスリー・キャロンもあれ?いつものダイナミックなダンスは?って感じ。
これからMGMミュージカルを観るぞと意気込んでいるときには拍子抜けする映画かもしれない。
でもなんか観ててほっこりする。
これもやっぱりメイドインハリウッド。
ハッピーエンドがものすごくうれしくなる映画。
ただちょっと一人一人の心情の動きが複雑でわかりにくくなっているとこがあるのが難点。
心理描写はもっと単純でいいんだよ、みゅーじかるなんだから、って感じがしたかなあ。
かずくんさん [DVD(字幕)] 8点(2023-12-19 02:23:39)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 10件
作品の平均点 7.70点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.64
このレビューの偏差値 57.32
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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