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ジョニーは戦場へ行った のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ジョニーは戦場へ行った
製作国
上映時間111分
ジャンルドラマ,戦争もの,医学もの,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
当時、中学生だった私は映画好きの兄に連れられて観にいきました。映画館に入場する前から「さすがダルトン(当時はドルトンと発音していました)・トランボ!60歳過ぎて初監督作品!」などと興奮していたのを覚えています。もし自分がジョニーだったら・・と考えると悲しく、また恐ろしくなった記憶があります。戦争という狂気により無残な姿となってしまったジョニー。意思表示は頭を僅かに動かすモールス信号だけ。しかも、それが伝わっているのかさえも明確には自覚できないのかもしれない。五感で残っているものは僅かだ。それも不完全な形で。そう、生きているのか死んでいるのかさえ自分ではわからない状態なのかもしれない。30年以上経った今、映画を回想してふと思うのは「ジョニーの気持ちは本当のところ誰もわからない。なった者にしかわからない。つまりはどんな場合でも相手の気持ちは相手にしかわからない。だからこそ相手を尊重しなくてはいけない。すべての人間は、命は尊重されなくてはいけない。ましてや戦争のような狂気に人間が、命が巻き込まれることは許されない」ということです。この30年の間にも戦争はくりかえし起きています。今もジョニーはいるのでしょうか。
天地 司さん 8点(2003-05-15 12:35:09)
その他情報
作品のレビュー数 98件
作品の平均点 7.33点
作品の点数分布
022.04%
100.00%
211.02%
300.00%
444.08%
51111.22%
61010.20%
71717.35%
82424.49%
91616.33%
101313.27%
作品の標準偏差 2.04
このレビューの偏差値 51.62
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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