| 作品情報
レビュー情報
すごい賛否両論だ・・・!まぁ万人うけする映画じゃないとは思いますが。私は大好きなんですよねこの映画。今回観たのが3度目なんですが、飽きません。でもこれってアメリカでのみうけたんだって意見が多いですけど、そうでしょうかね? 私は日本でも充分通じるのではと思ったんですが。あんなふうに理想像を追い求めることに人生を費やしてしまっている人も最近は多いような気がします。完璧な家族像の中に殺されてきたお互いの「個」が爆発する過程はすがすがしいとすら。あの晩餐シーンで、娘が呆然と「パパが壊れた!ママも壊れた!」みたいに見つめてる表情が面白い!それに、一度男性として「個」に戻っていったケビン・スペイシーが、ラストで娘の幸せを問いかけるシーンは胸にきました。娘の友人が○○だと知ったとき、自分の中の父親の部分が頭をもたげたんでしょうか。人間として幸福に満ちて死んでいった彼が実に愛おしい。彼に限らずこの映画に出てくる人たちは皆どこか壊れていて、それがなんとなく愛おしいんです。ラストは妙に感動してしまいました。しかし本当にケビン・スペイシーは上手い・・・。脱帽。オスカーは当然。作品のほうも、これがアカデミーをとったのはなんとなく嬉しいです。あ、あと音楽がみょ~に好きです。べた褒めだな(笑)。
【アルパチ夫】さん 10点(2003-06-18 00:21:54)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |