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たった一回の公演の話なのに、その間に小屋や楽屋や舞台袖の雰囲気、また芝居に携わる人々、役者や裏方ひとりひとりの人生や生活までをも、あますところなく生き生きと描き出してくれた。ボケとプライド、傲慢と弱気の間を揺れ動くワンマン座長アルバート・フィニーと、我こそが座長の唯一の理解者と思い込んで14年間仕えつづけたオカマ付き人トム・コートニー(コンティではありません)の名演技が、夢を与える職業の人々の歓喜と辛さ、孤独と親愛をつかみ出していた。芝居好きの人必見の名画です。
【アンドロ氏】さん 9点(2003-01-06 23:54:43)
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