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原作を読まずにまず映画が先だったのですが、最後がなんだかあっけらかんとしてる印象が強いんですよね。彼女はなぜ彼に秘密を暴露しちゃったのかなあとか、それを受けた彼も「これでいいんだよな。」なんて物分りよくて。そんなもんなのかなと、もやもやしてしまいました。で、先日ようやく原作を読んで、本来彼らに流れていた長い長い時間(映画では6年だが、原作は15年)と、苦悩や葛藤、映画との最後の違いを知りました。やっと納得できた感じです。ほんの少しの違いのようで、実は秘密をばらすのかばらさないのかでは全然深みが違います。もし映画を見て興味のわいた方は原作をお薦めします。映画の出来としては悪くはなかったと思います。コメディーぽいところもあるし、考えさせられるシーンもある。見ていて飽きない。特に小林薫は、原作の平介そのものですね。できれば広末涼子でなければ全体がもっと原作色濃くなったのでは、という気もしますが。
【いかみみ】さん 7点(2003-03-07 17:03:25)
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