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サイコ、見知らぬ乗客、鳥、北北西に進路を取れ、に続いて、今作品を見ました。鳥は意味が分からなかった作品で、除外すると、今まで私が見た感じでは、ヒッチコックの作品の印象としては①良い意味で、無駄な場面がないということ②観客を作品に引き込むのはうまい③しかし、話は劇画、マンガっぽく、それはそれで楽しいのだが、悪く言えば展開に無理があり、私は気になってしまう。例えば今作品では公安が夫妻を空港で待っていて、情報を教えるよう迫るが、断念し、そのまま帰してしまったようだ。普通、そんなに重要な人物から目を離すことはないし、尾行するよう指示を出すのは当たり前だと思う。でもって、教会に乗り込んだはいいが、堂々と妻に警察に電話させに行かせるのはねぇ。さらに、敵の夫妻は素人のようだが、この設定はどうか?もちろん、怪しまれないためだが、ちょっとヘボ過ぎ。さらに、殺人者までヘボ。これは映画の中でも、敵の親玉が指摘して怒るシーンがあるが…、この暗殺計画自体が安易だねぇ。マヌケな敵に子供がさらわれて良かったね…と私は言いたい。最後もあっけないしね。とまぁ、まだまだ細かいことは気になるがヒッチコックの作品は私はリアリティの面でいつも納得いかないなぁ。そういう意味では子供は素直に楽しめるね。と不満もあるが、そこいらの駄作を見るよりはずっと良いと思います。
【デリング】さん 7点(2002-12-20 10:59:39)
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