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「見た後、率直に面白かったぁ」という訳ではないんですが、むしろ「言われてるほど、大した映画ではなかったなぁ」という思いが強かった。ただ、いろいろ考えさせられたという意味で8点。私は深く理解はできなかったですが、感じたこととしては、カーツという人は正常な人間だったからこそ、戦争が引き起こす現象に、耐えられずに苦しんだということ。あと、戦争には慈悲、やさしい感情も必要だけれど、大部分は冷静に、感情をなくして行動を起こすことが求められる的なセリフも良かった。私は「プライベート・ライアン」のような映画だと思ってかなりの覚悟をして見たのですが、戦争の残酷さをビジュアル的に表現するようなことはなかった。CMの爆撃するシーンはあそこだけでしたね。もちろん、首がころがったりというシーンはあったけど、常にそういうシーンではなかった。カーツという人間が破壊された過程を通して、戦争の恐ろしさを、残虐なシーンだけではなくて、伝えたかったのだと思う。私は「プライベート・ライアン」の方が、良い映画だったけれど、息がつまりそうで辛かった。
【デリング】さん 8点(2002-12-23 19:11:55)
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