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駄作だと聞いていたので、期待はせず見ました。神や奇跡を信じるか、反対に、単なる偶然と捉えるか?っていうテーマは個人的に以前から興味があったので、映画を見終わった後にいろいろ考えてしまった。この映画では最後には主人公が再び信仰するという結末にして、見えない神的存在を支持するという主張でした。その一方で、コントといえるのも事実。この場合、笑いだけでなく、主張があるコントとでもいったところか。奥さんの事故での言い残した言葉でバッドで攻撃することを思いつく・水に敏感なせいで水を入れたコップをいくつも置いていた。水が宇宙人の弱点で、攻撃時に置いてあって助かった。喘息で気道が塞がっていたので毒ガスで死なずに済んだ。全てが無駄ではなく、役立ったことは分かるし、絵本やコントの設定だったら何の問題もないし、私は良いんですけどね、映画として見に来たお客さんはツッコミたくなる人は多いでしょう。もっとも、絵本やコントと言われれば、設定にツッコム人はいないでしょうが…。本当はジャンルなんか関係ないと私は思いますが…。あと、キスする時にゲロ吐かれなくて済んだから、奇跡を信じるっていう結論に至る弟の意見には思わず笑ってしまった。宇宙人に関する本を書いた博士の名前も笑えました。宇宙人も変に攻撃しない時間が長かったし、宇宙人をバットで倒すというのもコント的でした。そういう細かいことを考えずに、テーマだけ考えるなら、悪い映画ではないです。むしろ神の存在をストレートに扱った作品として良いのではないでしょうか。でも、こんなに時間要らない。フリが長い。30分あれば十分、15分でも作れる内容だと思います。例えば、教育テレビの人形劇でも再現できるということです。もっと時間が短くして凝縮すれば、フリからオチまではっきりして、おもしろいモノが出来たと思います。時間が長かった点は減点対象です。それでも、いろんな意味で楽しませてもらったので、7点。中途半端な作品より、良くも悪くもこういう映画は、長い年月を経ても記憶に残ったりするんですよねぇ。
【デリング】さん 7点(2003-05-20 22:25:22)
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