タイトル名	チャップリンの殺人狂時代
製作国	米
上映時間	125分
ジャンル	ドラマ,サスペンス,コメディ,モノクロ映画,犯罪もの

チャップリン激動の４０年代を総括した名作。オーソン・ウェルズの名前をクレジットに入れているのも粋ですね。日本で５１５事件に遭遇し、「独裁者」を世に出し、ＷＷⅡを経て、戦後は「アカ」と思われたころに製作しただけあり、「陰」のある独特なものになりました。敵は知らぬ間にナチスやファシズム、神道から、自分の故郷である英米に代わっていたんですね。批判というよりも、善悪５０：５０の世界観を素直に映画にしたのがチャップリンの世界だったのでしょう。この作品が事実上の「アガリ」で、そのあとの名作「ライムライト」は「街の灯」のころに戻った「映画作家」としての手腕でした。

作品のレビュー数	66件
作品の平均点	6.95点
作品の点数分布	0 1 1.52％ 1 0 0.00％ 2 0 0.00％ 3 2 3.03％ 4 3 4.55％ 5 10 15.15％ 6 8 12.12％ 7 16 24.24％ 8 8 12.12％ 9 13 19.70％ 10 5 7.58％
作品の標準偏差	1.99
このレビューの偏差値	52.65 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値