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渚にて のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 渚にて
製作国
上映時間134分
劇場公開日 1960-02-10
ジャンルドラマ,SF,戦争もの,モノクロ映画,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
SF作品であるのに大掛かりな特殊効果は無く、俳優の演技のみで見せているところが素晴らしい。迫り来る核の恐怖に、愛するものを残し故郷に帰るもの、夫婦で自殺をするもの、愛車のガスを吸い自殺するもの等主要人物の葛藤をよく描いた作品です。愛し始めた女性に思わず妻の名を言ってしまうエピソードを入れるあたりは、実に細かい描写だなぁと思いました。また、廃墟と化した故郷で放射能に蝕まれながら一人暮らすことを望む水平に、館長は潜望鏡を通して会話をする。このシーンがなんとも切なく感じました。救いの無いラストですが、だからこそそうならないようにこの監督の未来へ希望を託した作品だと感じました。ラストで「まだ時間はある、兄弟たちよ!」のメッセージが全てを物語っています。
さかQさん 7点(2002-06-25 04:33:27)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 39件
作品の平均点 6.26点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
312.56%
4512.82%
5615.38%
6615.38%
71435.90%
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作品の標準偏差 1.43
このレビューの偏差値 53.65
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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