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戦慄の絆 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 戦慄の絆
製作国カナダ,米
上映時間116分
劇場公開日 1989-06-10
ジャンルドラマ,ホラー,サスペンス
レビュー情報
いや~、クローネンバーグ作品としては「デッド・ゾーン」と並ぶ傑作でしょう!「裸のランチ」とか「フライ」に比べるとそれ程グロくは無いですね。しかし心理的な恐怖がここにはピッタリ張り付いています。一卵性双生児しか持ち得ない心体的な繋がり。弟が一人の女性を本気で愛してしまったが故に兄弟の仲で流れ始める不協和音。そしてビジュアル的にも創作手術道具や医療器具、真っ赤な手術着、全編ブルーを貴重にした無機質なセットなど圧倒的なイメージで圧迫感倍増。ラスト30分は物語に入り込んでいれば結構衝撃的です。そして悲しく痛々しい兄弟の運命が涙を誘います。ジェレミー・アイアンズの一人二役もしっかりと演じ分けてるし(ま、キャラ的にはっきりしているかも知れませんが。)相手役のジュヌビエーブ・ビヨルドは好演でしたが、後半になって物語上普通の人に戻ってしまい存在自体がどうでも良くなってしまっていたのが残念でした。とにかくこの「戦慄の絆」という邦題もピッタンコですね。ちなみに弟の「ビバリー」という女性的な名前には何か理由があったんでしょうか?前半でそれを指摘するシーンあったんですが謎だけ振りまいて終わってました…
さかQさん 7点(2003-01-06 20:36:24)
その他情報
作品のレビュー数 20件
作品の平均点 5.90点
作品の点数分布
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115.00%
200.00%
3315.00%
415.00%
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615.00%
7420.00%
8210.00%
915.00%
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作品の標準偏差 2.39
このレビューの偏差値 51.93
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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