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完全に人権やプライバシーを無視して、それを逆手に取った題材によるコメディは、一見すると、非常にブラックで、不謹慎極まりない映画になりがちだが、本作からは、あまりそのような印象は受けなかったので、映画としては、割と消化しているのかもしれない。そういう意味においては、オリジナルあふれる創造性は素直に褒めたい。ラストは少し、唐突でやりすぎの感も否めないが、コメディ要素と「我は何のために生きていたのか?」とメッセージを想起させる演出の組み合わせは、ある意味、知的であると言えよう。
【叫真】さん 7点(2003-05-19 19:24:53)
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