みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
93.スクリーンで観ることができる機会に恵まれ、このチャンスを逃すものか!と映画館に乗り込んだ。いつも行くシネコンとは全く違う客層で平均年齢をこのワタシが下げているくらいのおじ様おば様に囲まれ鑑賞。幼い頃からTVでもう数えきれないほど観たこの作品だけど、自分が歩んできた歳月が映画により深い味わいを与えていたのです。バーンスタインの音楽はより軽快で勇壮、マックィーンのチャーミングさに微笑んで、アッテンボローの男気に感銘し、コバーンのおおらかさに癒され、ブロンソンのワイルドな中に潜む憂いさに感じ入る。マックィーンが鉄条網から手を伸ばしたその先には限りなく雄大な自然が広がり、何よりも求めた自由を奪われた時の切なさ。そして男たちが迎えた現実に涙と安堵と…大きなスクリーンから流れる音と映像は、記憶していたものより深く心に飛び込んでくるものでした。マックィーンのコミカルな演技におば様から幾度となくあがる嬉しそうな笑い声。「そうそう、彼ってこんな表情をしてたのよ。」とそんな気持ちが伝わってくるような。今はお手軽にどこでも映画が愉しめる時代。でも、スクリーンを前にさまざまな人々と共に映像と音楽と空間を共有し、その息遣いやぬくもりに囲まれて鑑賞する。きっとこれが映画の正しい観方なのかな、と。そろそろいい年になったワタシに少しづつわかってきたことの一つだったりする。 【宝月】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-06-17 00:00:01)(良:5票) 92.面白かった!面白かった!脚本最高!音楽最高!脇キャラ最高!スティーブ・マックイーン最高!ベッ●ムとかヨ●様とか下らないよね。いい男ってのはこういうのを言うんだ! 【キュウリと蜂蜜】さん 10点(2004-09-14 16:50:53)(良:5票) 91.世の女性よ、よく覚えときな、これが男というものです。「絶対あきらめないぞ」という強固な意志、それがラストのマックィーンの、ひとりキャッチボールに、凝縮されている。まさに男たちの、男たちによる、男達の映画。40年前の映画に、今の価値観で、あれこれ小賢しく揶揄して「大したことないじゃん」的、アンフェアなコメントもいろいろあるみたいだけど、この映画が人間の姿をしていたら、マックィーンみたいに一言も言い訳しないで「ああ、そうかい、坊主」と不敵に笑ってイナシちゃうよ。決めたことはやるという強固な意志を貫く男達をこれほど誇り高く描いてくれたことが嬉しい。やれ男が弱くなったとか、いい男いないのよねと鬼の首でも取ったように、論う風潮があるが、男が女より肉体だけでなく精神的にも強くなる瞬間がある。それは「俺は男なんだ」と確認するためだけに一文の得にもならない、それこそ女から見たら「馬鹿じゃないの?」と言いたくなるようなことに命を張る時だ。そういう時、男は女がどう逆立ちしても敵わない、入っていけない気高さ、誇り高さ、輝き、強さを見せる。そんな瞬間の連なりと凝縮がこの映画だ。女性が、ただの一人も出てこないドラマ作りには、そんな意味があるのではないか?「相棒、男をやろうじゃねえか。チマチマしたことは女に任せておけ。男をやろうぜ」。この映画に出てくる男達がそう語りかけてるような気がする。この映画にコメントを寄せている男性諸氏にも親愛の情をこめて俺は言いたい。「一生に一度くらい、男をやろうぜ、相棒」と。 【ひろみつ】さん 10点(2003-10-28 20:59:45)(良:3票) 90.いいな!いいな!この映画を映画館の大きなスクリーンで観ることの出来た人達が物凄く羨ましくてなりません。確かこの映画、つい最近、東京では公開されたんですよね。私の住んでいる田舎じゃやらないから観れません。もし、やってくれたら絶対、仕事休んででも観に行きます。その位、とにかく大きなスクリーンで観たくて、観たくてたまらないほどの大大大好きな映画です。ビデオ、LD、DVDでそれぞれ持ってます。そんな映画は他には「ゴッドファーザー」ぐらいしかありません。とにかく面白いのなんのって、脱走を図るまでのその人間模様もさることながら、一人一人の個性が見事に描かれていて全く飽きません。脱走後のスティーブ・マックイーンのバイクでの逃走シーンのかっこ良さ、あの音楽と共に一生、忘れることのない大傑作!文句なし満点の映画です。 【青観】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-07-29 20:46:37)(良:2票) 89.たとえば「映画はスターである」という意見があり、「映画は娯楽である」という意見があり、あるいは「歴史の一部を後世に伝える」という意義があり、さらに「人々に夢や感動を与える」という価値がある。この作品ほどあらゆる点で広く一般大衆が「映画」というメディアに求める要求を満たす作品は多くはない。これが実話であるという信憑性に確固たる裏づけを与える魅力溢れる主人公達のみならず、悪の象徴として通り一遍に語られかねないナチス・ドイツの軍人達にもそれぞれの抱える苦悩や人間味を持たせ、数々の悲惨なエピソードをちりばめながらも物語はポジティブに、知恵をめぐらし目的を遂げることの素晴らしさを、そして勇気を、戦時下という特殊な状況にありながらも決して人としての心を失わない捕虜と看守たちそれぞれの崇高な魂を見事に描き切っている。互いに異なる目的を持ち、ある者は脱出に命を賭け、またある者は失敗が即北方戦線勤務を意味する、究極の利害関係を背景に、双方が持てる知恵の全てを注ぎ尽くした騙し合いの小気味良さ、個性溢れる演技陣の活き活きとした表情の豊かさ、かの有名なマックイーンVSマックイーンの壮大なオートレースシーン、緻密なシナリオとダイナミックな演出、無駄なカットが一つもないとまで絶賛される完璧な演出は、3時間に及ぶ長尺を一瞬の飽きも感じさせずタイトに、しかも様々なドラマの一つ一つをあくまでも丁寧に描き尽くしている。何度失敗してもボールとグローブを片手に飄々と独房に入る独房王マックイーン、17本目のトンネルに命を賭けるトンネル王ブロンソン、書類の偽造のために視力を犠牲にした盟友を最後まで見捨てずにかばおうとする調達屋ガーナー。彼らの卓越した存在感に、全編を通して語られた男達の美しい友情と任務遂行への狂おしいほどの情熱に、人々は今なお拍手を惜しまない。「これが映画だ」と心の底から自信を持って言うことのできる、数少ない作品の一つである。 【anemone】さん 10点(2004-03-29 23:51:25)(良:2票) 88.昨今の戦争映画は、どうも戦争の悲惨さをグロテスクで表現しようとしている印象があって、そういうのが苦手な私はついつい遠ざかっています。でも、この作品はそんなシーンはないけれど、戦争の悲惨さがしっかり伝わってくるから好きです。「人がグシャグシャになって死ぬ」悲惨さではなく、「必死に頑張っても生き残らない人は生き残らない」、そんな淡々とした悲惨さ。 【plala*】さん [映画館(字幕)] 10点(2003-12-24 04:15:51)(良:2票) 87.小学校の時に初めて見て、面白いなあと思った。私のマックイーンデビュー作。それ以来ファンです。 幼心にチームワークというモノを感じとれたし、「皆がんばって逃げろー」ってドキドキしたのを覚えている。 <2010/5追記>映画館で見てきた。大人になって気がついた発見は、管理する側・される側ともに空軍の紳士集団であり、陸軍だったらあのようには成らなかっただろうと思った事。所長がヒトラーを心酔しておらず、ゲシュタポにも反感を持っている点なども幼少時代には気がつかなかった事だ。大人になると、脱走するまでが面白い人間ドラマとして見る事ができ、また違った印象をもった。あとはイガイにマックイーンの出番もなく、あまり活躍していないんだな。というのは新たな発見であった。 【東京50km圏道路地図】さん [映画館(字幕)] 10点(2003-12-22 05:02:02)(良:2票) 86.今までに何度見ただろう。そしてこれからも何度も見るだろう。もうセリフまで覚えているほど見ている。それなのに何度見てもやっぱり楽しい。オープニングでエルマー・バーンスタインのテーマ曲が始まる瞬間からわくわくする。これぞ不朽の名作! 【とらや】さん [地上波(吹替)] 10点(2008-11-22 21:30:51)(良:1票) 85.この作品については客観的になど語れません。群像劇、男の仕事をしっかり描いた映画で、敵役のドイツ人についても、単にドイツという祖国のために職務として兵士となっている点をしっかり描いている公平な視点にも好感がもてます。しかし、なんと言ってもこの映画はスティーブマックィーンの映画でしょう。登場から最後まで魂が持っていかれました。彼が表現したのは、何事も 孤独に、誰にも頼らず、自由を求めてあらゆる手段を駆使して縛るものから逃げようとするスピリッツです。自身が孤児のように育ち、多分、多くの規律や制約のなかで、虐げられて育てられてきた俳優以前の人間としての、自由への渇望、自分の足で立ち、自分の意思で行動したいために、安全でそこそこ生きることを保証されている環境から、命を賭けて敢えて逃げ出そうとするスピリッツが、どんな小説や他の映画よりも的確に、自身の姿、どんな強敵に対峙しても、不敵そのものの表情をうかべ胸を張ってにやりとし、『いくらでもまたやってやるぜ』という相貌を媒介にして、伝えられていた、そんな気がして私にとっては満点の映画です。 【マンフロント】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-11-15 13:20:19)(良:1票) 84.「理屈抜きに好きな映画」というものは誰にでも存在すると思うが、この映画は私にとってそんな映画の一つである。 冒頭の、あまりにも有名な「大脱走」のテーマ曲から始まり、スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・ガーナー、ジェームズ・コバーン、そしてリチャード・アッテンボローといった曲者揃いの捕虜達が、歴史に残る大脱走のために結束し、それを実行して行く・・・。 これが面白くないわけがない! 実話がベースではあるが、映画的な面白さを程よく混ぜており(登場人物の脚色など)、まさにハリウッドらしさ全開というべきか。 マックイーンのオートバイでの逃走シーンがあまりにも有名ではあるが、そこに至るまでの過程が面白いからこそ、あのバイクシーンの素晴らしさが余計に際立ったのだと思う。 そして、脱走を果たした後、脱走兵達が次々に捕まって行き、50人が銃殺されてしまう場面は初めて見た時は衝撃的だったが、後にこれも事実なのだと知ると余計に悲しくなった。 DVDの特典映像にも有ったが、そのように脱走に命を懸けた男達が居たからこそ、このような素晴らしい映画が出来たのだという事を、これからも忘れてはいけないと思った。 とにかく、「大脱走」については語りたい事が多すぎる上に、何度見ても飽きない。 このように自分にとって大好きな映画が有るのは幸せな事ですね。 【ケース・バイ・ケース】さん [DVD(吹替)] 10点(2005-12-23 05:05:33)(良:1票) 83.あまりの評判の良さについつい見てしまった(ーー;)感想は…マジでおもしろいやないけ(>_<)@もちろん脱走をするとこも良いのだが…、独立記念日や独房の中のヒルツ大尉、脱走の穴を掘るとこ…etc、すべてのシーンが見せ場であり、すべての俳優に何かオーラのようなものがあったたように感じた(*^ー^)//一言で表すなら『サイコーにクールで男前の映画』と言いたい(^o^);そして最後の独房のシーンでは「ニヤッ」と笑ってしまった(^^;)そのシーンを見て、マックイーンが永遠のスターである理由が分かった気がする(*^ー^) 【ジャンキー】さん 10点(2004-02-27 21:17:21)(良:1票) 82.映画の面白さを初めて教えてくれた作品です.小学生の時,たまたまテレビで観たんですが,その後一週間くらい熱病にかかったように興奮が冷めませんでした.草原をバイクで疾走するマックイーンもかっこ良かったですが,一番印象に残ったのは,駅で仲間が捕まりそうになるのを見て,とっさに囮行動を取り敵弾にたおれる兄ちゃんです.あれは,かっこ良かった! 「うぉー! 兄ちゃん,男だぜ!」と感動しました.登場人物もほとんど全て男だし,どなたかのレビューにも有りましたが,「男達による男の子のための男映画」と言っても過言ではないでしょう. 【LB catfish】さん 10点(2003-12-24 18:47:34)(良:1票) 81.小学生のとき、近所の映画館で見て感動。マックィーンに憧れて、バイクの免許も取りました。金網の向こうに手を伸ばした彼の気持ちが痛いほど分かる年になりました。 【くぼごん】さん 10点(2003-11-25 10:44:57)(良:1票) 80.何としても劇場で見たい作品の、トップランク。そう言えば、最近はテレビでも放映しなくなったなあ…。それぞれのキャラクターの描き分けと、事のてん末を平行して展開するストーリーテリングの巧さには、いまだもってほとほと感心させられる。構成的には、映画史上に残る完璧さだと思います。そしてやっぱり、エルマー・バーンスタインのあの音楽! う~ん、劇場のスクリーンで再見できたなら、満点献上となるんだけどなあ!《追記》その後、めでたく劇場で見ることができました。でもって、やっぱり面白かったんで、心からの愛と敬意を込めて満点を! …あらためて見直して思ったのは、この映画って実のところ壮大な“鬼ごっこ(!)” だったんだなぁってこと。それがたとえ命がけのものであっても、ここには「鬼から逃げ続けることのスリルと快感」こそが満ち満ちている。そんな“遊戯性”ゆえ、かくも爽快な後味を見る者に与えるのでしょう。映画が終わってエンドタイトルが現れた時、まるで「それまで鬼ごっこしていた友だちが、みんな家に帰っていった夕暮れ」みたいな一抹の寂寥感が…。こんな気分になったのって、いつ以来だろう。 友よ、映画よ、また会おう! 【やましんの巻】さん 10点(2003-10-14 13:23:39)(良:1票) 79.捕虜収容所・脱走ものといえば断然この1本。脱走を企てて実行するところから、脱走後のそれぞれの逃走劇とその後まで、緊張感は途切れることなく持続し何度見ても飽きません。マックイーンが一番光ってるし、バイクでの逃走シーンは最高の見せ場です。ジャンプシーンが吹き替えというので、何度も繰り返して見ましたがうまくつなげてあって全く違和感がないです。悲劇的な部分を描いているのに、音楽と共に気分はいつもハイになるという爽快感がある。 【キリコ】さん 10点(2003-05-26 15:25:01)(良:1票) 78.うっかりしてると「戦争っていいな」などと思ってしまうくらいに面白い。 【Twin Ion Engine】さん 10点(2003-03-08 11:59:09)(良:1票) 77.マックィーンのようにバイクでかっこよく逃げる生き方ももちろん良いけど、自転車で確実に逃げ切ったジェームス・コバーンの生き方も又良い。何度見てもいい作品ですよ。 【いかりや800】さん 10点(2002-11-16 23:30:57)(良:1票) 76.当時の西ドイツにロケをして、ドイツ軍側はほとんどドイツの俳優で固めたのもこの映画の成功の要因だと思います。でもSS中尉のジョージ・マイケル(どこかで聞いた名前)は名前と英語の発音からしてきっと英国人とおもわれます。ナチスファンにもたまらない一本ですね。 【ギュンター】さん 10点(2002-11-09 02:05:11)(良:1票) 75.映画史を語る上で必要不可欠な名作であり娯楽大作でしょう。約40年前に初めて封切り館で観て以来、名画座、リバイバル上映、ビデオ、LDと鑑賞するの形は変わってもその都度感動しています。どのシーンも好きですが最近はトンネル王ブロンソンが静かに逃げ切る場面に涙しました。もちろん大好きなマックィーンが敵兵の軍服を身につけて、まるで馬に乗っているように土手をオートバイで駆け上がってくるシーンはエンジンの音とバーンスタインの音楽と三位一体となり、私の映画史上ベストテンに残る名場面になっています。 【天地 司】さん 10点(2002-07-11 16:17:41)(良:1票) 74.音楽といい、コミカルなシーンの連続といい悲壮感を全く感じさせてくれませんっ!!最高!! 【にょにょにょ~】さん 10点(2001-05-21 01:31:36)(良:1票)
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