みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
65.これは実話に基づいているとの事なので、命からがら生き延びる後半の奇跡の連発も「んなアホな」と言わせない映像の説得力を感じる。もう他の映画でエイドリアン・ブロディを観てもシュピルマンにしか見えない(笑)トーマス・クレッチマンも存在感があり上手かった。目を背けたくなる映像も、現実ではもっと酷かったのだろうなと思うと、ドキュメンタリーに感じてきて怒りと恐怖が湧いてきた。シュピルマンが爛れた街を絶望のまま歩く引きのシーンは作品のジャケットにもなっているが、映画のスケールの大きさが、あの1枚の画からだけでも伝わってくる。ポランスキーってやっぱり凄い監督なんだなと再認識した戦争映画の名作だと思います。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-03 16:58:37) 64.戦争、特にホロコーストものには弱いなあ。戦争の渦中、一人の人間が生へ固執する物語。人物本位の映画なので教科書的要素はあまりないけど、エイドリアン・ブロディの演技や廃墟の映像美など見所は色々あると思う。ただ家族との描写があまりにも希薄な気がした。自分だけ生きればそれでいいのか、と。当時としてはそんなことも言ってられないんだろうけど。エイドリアン・ブロディのあの日本人にはありえない鼻の高さには憧れる 笑 【スペクター】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-11-04 22:11:37) 63.実話だと言われたらハイそうですかと答えるしかないんだけど、それにしてもうまくいき過ぎてる気がする。後半の逃亡劇はもう奇跡につぐ奇跡。思わず「そんなにうまいこといくか!」って突っ込みたくなる。嘘のような現実をいかに嘘っぽく見せないかも、映画としては重要なんじゃないのかなぁ。でも『シンドラーのリスト』ほどワザとらしくはなかったし、色々と考えることの多い名作だったと思います。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-29 00:50:26) 62.戦争の惨さ、ナチスドイツ兵の残虐さはここで初めて語られたものではない。誰もがある程度の事は知っている。新たな発見は無さそうだ。そこでシュピルマンという実在のピアニストにスポットを当てる。才能ある実在の人物が戦争で生き残った。いつ死んでも不思議のない状況をくぐり抜けて。まるで奇跡体験アンビリバボーだ。映画としての感動には少々かける。が、あの状況下でたま~に見せる人間臭さ(想像でピアノ弾くシーン、缶詰のシーン等)の演出が良かった。ドイツ兵のコートを何故着ているかと聞かれたとき、「寒いから」と答えた所も何となく良かった。 【ちゃか】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-02 17:30:15) 61.後半、主人公が廃墟で潜んでいるシーンとピアノを弾くところは退廃的だけど物凄く奇麗でした!!どうせ死ぬのが解っててユダヤの人が抵抗しない場面が多いのは意図的なもの? 【わーる】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-05 00:01:37) 60.TVの前で「服脱げ!」「打たれるぞ!」とつい言ってしまった。(笑)まぁ主人公にとってはそういう状況判断もできなかったという事か。。。 【トシ074】さん 7点(2004-12-16 19:49:49) 59.素晴らしいピアノ演奏も戦争の前には全くの無力である。・・・何だかんだと言ってもこれが現実なのではないでしょうか?この映画はその現実を嫌と言うほど見せてくれます。結局、ピアノは己一人の命を助けるのに役立っただけですから。虐殺のシーンなど目を覆いたくなるようなシーンが一杯ですが、隠れ家の窓から見える戦争がリアルで印象的。 【ばたあし】さん 7点(2004-12-12 23:52:02) 58.全篇ピアノはA・ブロディ自身が吹き替えなし?たしかに実際弾いてはいるけどヤーヌシュ・オレイニチャクの演奏に音は差し替え。誇大宣伝なのでちょっとマイナス。 【mimi】さん 7点(2004-12-07 02:21:34) 57.悪くはないです。悪くはないですが、カタルシスに欠けると思います。そもそも、何故戦場でピアノを弾くのか、必然性が無い。実話だから?だったら「タイタニック」ばりの強引な脚色をして、映画としての完成度を高めた方がよかったと思います。あ…ポランスキー監督にそれを言っても無意味か…。ピアノを弾くシーンが少なかったという一点に於いて、「海の上の~」に軍配を上げます。 【金子淳】さん 7点(2004-11-10 19:00:41) 56.前半までは、一方的に人間のおぞましさを見せられただけで どこが感動する話なんだろうって思ってたけど、後半エイドリアンブロディが極限の中で見せた眼光の鋭さに思わず魅入ってしまった。あの表情だけでオスカーに値する。 【michell】さん 7点(2004-10-31 03:38:32) 55.いろんなことを考えさせられた映画でした。 【泉州 力】さん 7点(2004-09-03 23:41:28) 54.穿った見方をすると、ホロコースト物は普通に作っても感動的になると思うのだが、その割にちょっと感動が薄かった。あの有名なシーンは、バラード1番じゃなくて2番をやってほしかった。 【ぱんちどらんかー】さん 7点(2004-08-06 05:27:31) 53.ユダヤ人、ユダヤ人、難しい背景がある。明白には映画のいや戦争の中身は見えてこない。言葉を徐々に話さなくなり、無音と疲労だけが伝わってくる。その中で奏でられるピアノの音こそピアノの音なのかもしれない。 【杉下右京】さん 7点(2004-07-21 05:49:00) 52.見飽きることのない、よく整った作品だと思います。、、、、、ただ、見終えて、何か素直に感動できないものが残るのです。、、、どうしてだろう。、、、、前半で最も印象的だったのは、集められた広場で父親がビスケットか何かを家族に切り分けるシーンです。それが家族にとって、いわば最後の晩餐であり、戦争と迫害で、何が失われてゆくのかを痛切に感じさせてくれました。、、、、、しかし、その家族について、その先は映像として触れられていません。シュピルマン氏が、家族をどのように思い、どう追悼したのかが描かれないと、どこか綺麗に話しが完結した感じがしないように感じられます、、、、、、。それとどうしてドイツ人将校が、ショパンを弾くユダヤ系ポーランド人を救おうという気になったのか、それもしっくりきませんでした。、、、、、ショパンといえばポーランドナショナリズムの象徴といっても良い存在です。あの緊張した場面で弾きはじめる嬰ハ短調ノクターンは、ポーランドの人達にとっては、国歌にもきこえるのではないでしょうか。、、、、それをどうしてドイツ人将校が許すのか。、、、ドイツ人将校の命乞いのシーンを重ねると、何か、ポーランドナショナリズムの勝利宣言にも受け取れてしまうのです。、、、、、、、、というか、監督や制作者に、ナチスとそれに荷担した人達を、絶対に許さない、という強い意志があり、その攻撃的な強い意志に、どこか同感できない部分が私にあるのかもしれません。 【王の七つの森】さん 7点(2004-06-15 10:24:12) 51.すごい生命力。 【B.Rabbit】さん 7点(2004-06-07 22:13:37) 50.私を含め、戦場を生き延びて誰かに会いたいとか、もう一度ピアノが弾きたいとか、主人公にそういう「生きる目的」を期待してしまう人は大勢いるだろうけれど、彼からは全くそういったものを感じ取ることが出来なかった。極限の状況下ではもはや「生きること」そのものが目的であって、「死んだ方がマシ」という甘えた感覚はなくなるらしい。平和に生きてきた私にとってはまったくの未体験ゾーンなため感情移入もへったくれもなく、作品としては(将校とのやりとりを除けば)ドラマティックでも何でもないけれど、こんなふうに「考える時間」を与えてくれる映画というのは好きです。 【ぽめ】さん 7点(2004-06-03 18:45:23) 49.本作は戦争と人種迫害を俯瞰で描かこうとせず、一人の普通の人間の目の届く範囲だけから描いていく。しかし、その一人の人間の目線から戦争の全体像から細部までが明瞭に炙り出されていく(手抜かり無いディティールが見事)。日々のごく普通の営みが、ある日を境に死と隣り合わせの日常へと変化し、死が当たり前となった数年間はシュピルマンにとって生きることが全て。そこに余計な怒りや悲しみ、ましてや名誉や諦念など存在しない。地獄の中でのサバイバルは全てが余りにも幸運な、文字通りの奇跡でしかなかった。あと、ロマン・ポランスキーがここまで堂々とした演出をしていたことにも驚きました。劇的効果を極力抑えてありながら劇的な作品となって結実しています。これも一つの奇跡でしょうか、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2004-06-03 15:04:18) 48.様々なドキュメンタリーで、ユダヤ人虐殺の映像は目にして来た。そこには更に生々しくショッキングで残酷な映像がある。この映画は歴史に刻まれた真実の再現フィルムである。収容所に移送される人々、強制労働の日々、道に横たわる死体の様子などは、ドキュメンタリーと比べても忠実に描かれているように感じた。一人のピアニストの目を通して、民族の根絶という狂気に晒された数年間を追体験させる。民族の根絶、こんな表現がまかり通る時代があったという事実を忘れてはいけない。これを観てから数日間、私は寝不足に陥った。虐待とか戦争とか生と死とか、ひいては自分の存在とか、いろいろな思いが頭の中をよぎり、気づいたら明け方になっていたこともあった。相当心に刻まれた作品であることを認めるしかない。 【やすたろ】さん 7点(2004-05-20 23:55:28) 47.皆さんのレビューを見てこの映画の色々な考え方がわかりました。文字で語ることは、難しいです。皆さんすごいです。 この映画は、死者に贈る映画じゃなくて生きた者に贈る映画。まさにそのとおりだと思いました。 【はりマン】さん 7点(2004-05-17 23:37:47) 46.…フムフム、なるほど。原作を読むと何故ドイツ人の将校がピアニストを助けたか分かるのか………ふざけるな!文句があったのはこれだけかな。 【魚弱】さん 7点(2004-05-16 16:49:51)
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