みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
3.映画である以上、いかにドキュメンタリータッチといえどもある程度の主観がキャメラワークに入ります。しかしそれを差し引いてもできるかぎり傍観した立場を固持している作り手のスタンスは評価されていいでしょう。テロリストも一人一人が人間としてきっちり描かれているのも素晴らしい。あの大惨事を経験した当事者たちの出演にもただただ敬服します。映画として面白いものではないですが、新しいタイプの映画だと思います。制作に携わったみなさんの努力に8点を。余談ですが字幕制作は大変だったでしょうね…。 【トト】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-09-19 22:04:59) 2.記念すべき9月11日の日に合わせて観に行きました。その当時自分が何をしていたか思い出し感慨深いものがあります。観終わった感想はもう言うことなし。劇中やラストのテロップで分かるように当時の指揮系統の混乱が観ていて伝わってきて結末はどうなるのかもうすでにわかっているのにこれほど悲しくも素晴らしい映画に仕上がっていました。テロリストに果敢にも立ち向かった乗客の勇気に拍手を送りたい。 【TRUST NO ONE】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-09-12 12:39:18) 1.本作は、美談満載、お涙頂戴の感動モノではない。また、テロリストを「悪」と位置付けて、乗客が「英雄」として戦う映画でもない。 ただ、あのとき何があったのかを丁寧に徹底的に描き出したにすぎない。ここにはエンターテイメント性や複雑な人間ドラマなどもない。だから、「涙」や「面白さ」を期待してはいけないだろう。 自分は、この映画は「問いかけ」なのではないかと感じた。 このような状況下におかれたら、あなたはどう行動しますか?という問いかけ。 ユナイテッド93の乗客もたまたまあの飛行機に乗り合わせたにすぎない。自分もよく飛行機には乗るし、誰でも彼らと同じような状況に陥る可能性はあるだろう。 軍は機能しない、管制塔も混乱している、そのような時に自分ならばどういう行動ができるだろうか。自分ならば誰に最後の愛の言葉を掛けるだろうか。自分ならばどんな感謝の言葉を伝えるだろうかというようなことを考えずにいられない。 そして、この映画をみて、「映画」とは何かを考えずにもいられない。 「映画の持つ意味」、「映画の果たすべき役割」とは何であろうか。 嫌な記憶を思い出したくないとアメリカ人の中には本作の公開を拒否する運動もあったかもしれない。しかし、あったことをただ風化させるだけでは何の解決にもならない。イギリスでもまたもテロが起きようとしていたばかりである。 映画は、人々に事件から目をそらすのではなく、事件に対して直視させ、何かを感じとってもらい、何かを考えさせるチカラがあるのではないか。 映画によって、何があったのかを伝え、自分たちに何ができるのか、なぜこのようなことが起きるのか、どうすればこのようなことを防ぐことができるのかを人々に考えさせるきっかけになると信じている。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-08-13 02:52:23)
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