|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
3.見入った。男性なら誰にでも起こりうる悲劇。これで、痴漢が減るか、強気になって増えるのかどっちだろう。それにしても、否認を続けたら反省の余地がないとみなされるなんて、どうしようもありませんな。裁判所も信じられないならほんと、何を信じればいいんだろう。信じられるのは自分だけ?でもそれでやっていけるわけないし。冤罪なんて全くのとばっちりだぜ。なんか世の中なげやりになっちゃうなー。と悲観的になってしまう映画。でも現実になったらほんと、どうすればいんだろう。。身内に起こったら・・・ 【Michael.K】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-02-25 00:16:50)
2.日本の司法制度の根本的で深刻な「問題」。そしてその弊害は、決してテレビ報道の中だけではなく、普通に生きている市民全般に対し、突如としてふりかかるということをこの映画は物語る。
徹底したリアリティをもって描かれる「実情」は、怒りと愚かさを覚えると同時に、映画としての力強さに溢れている。
極力映画的な演出を廃し、「現実」を淡々と描き連ねることで、逆に興味を引き付けひとつの娯楽性をも生み出していると思う。150分という長尺でありながらその長さをほとんど感じさせなかった。
タイトルの通り、主人公は最初から最後まで「ボクはやってない」と訴え続ける。この映画がすごいのは、単に冤罪に陥りかけている主人公の奮闘を描いているのではなく、その主人公を含んだ群像が愚かしい司法制度の間で様々に葛藤する様を徹底して俯瞰的に描いていることだ。そのことが、実情を実情としてありありと映し出すことに成功した要因だと思う。
若くしてすでに日本映画界におけるバイプレーヤーの地位を確立している加瀬亮の初単独主演映画ということも、昔から彼の存在感を認識していた僕にとっては感慨深かった。この映画の主役は彼以外には考えられないだろう、というくらいに適役だったと思う。
この映画を観た事による認識が、少しでもこの国の社会の是正に繋がればと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-02-10 21:38:18)
1.主演男優より有名な周防正行の久しぶりの作品。
見終わってこれからも周防監督には1本1本丁寧に
作品を作り続けてもらいたいと思いました。そう思わせるいい作品です。
エンドロールが流れると、普通バラバラと客が席を立つところが、この映画の後では
私を含め他のお客さんも暫く席に座ったまま余韻に浸っていたようでした。
痴漢冤罪をテーマに拘留所、警察、検察官、裁判官、裁判マニア、
被害者、被告とその家族・友人をリズミカルに映し出しています。
言い方は悪いかもしれませんが、映画を見ているだけで
いろんな角度から裁判にまつわる情報が入ってくる優れた教育映画のようでした。
後半の裁判シーンでの各役者の演技はよかったです。
感情的になる場面や、相手の嫌がるところを突いていく裁判のやりとりは
他の映画でもありますが、例えば被害者の中学生の問いかけに対する答えまでの微妙な間。普通の人なら一生に一回あるかないかの
裁判で答弁するという緊張感がリアルに伝わってきました。
減点ポイントは小太りのおせっかいな目撃者のキャラクター。
本田博太郎のオカマ役も竹中直人の変な管理人も前半はまだ笑えてよかったのですが、
リアルな裁判シーンが続く後半では、あざとく狙ったような
役作りは余計な演出に感じました。でもこのような映画は邦画の良心です。ぜひヒットして欲しいと思います。これからもがんばれ!周防監督。
【仏向】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-01-29 19:26:44)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
225人 |
平均点数 |
7.60点 |
0 | 2 | 0.89% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 2 | 0.89% |
|
3 | 4 | 1.78% |
|
4 | 6 | 2.67% |
|
5 | 6 | 2.67% |
|
6 | 22 | 9.78% |
|
7 | 43 | 19.11% |
|
8 | 76 | 33.78% |
|
9 | 41 | 18.22% |
|
10 | 23 | 10.22% |
|
|
【その他点数情報】
|