みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
11.ゲバラの人生は幸せだったんでしょうか? 【たま】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-04-09 16:42:52) 10.監督が主人公に恋するのは大切なことだが、ここまできれいな人物に描いてしまうと、かえって物足りなくなってしまったというのが本音。都合の悪いことはすべてアルベルトが引き受けてくれるので、良い所取りのただの良い子ちゃんに見えてしまうし........。あれが実像なのなら仕方がないが、どこで彼が目覚めたのか、映画的にはこれじゃあ判りにくいでしょう。アルベルト同様、監督もゲバラに心酔して、骨抜きになってしまったというということなのかな。題材、役者、スポンサー。すべて揃っていても、なかなか大傑作にはならないという見本。監督自身がもう少し歳を重ねて、ゲバラのことを自分なりに噛み砕いてから撮った方が、間違いなく良い作品に仕上がったと思う。とはいえ、南米の息を呑むような美しい景色と、切なさたっぷりの音楽には、結局ホロリとさせられる南米フェチの私なのだった。 【showrio】さん 6点(2005-01-31 16:33:01) 9.これは本当にあの愚作(と個人的に思っている)『セントラル・ステーション』の監督の作品なのか?という疑問を抱かずにはいられなかった。ドキュメンタリータッチで、『セントラル~』とは全然演出が違うじゃないか。これは素晴らしいぞ! と思ったら川を泳いで渡るシーンでやはりベタな感動に走っていた。あそこを除けば出来のいい青春ロードムービーだったのにな。それでも今年度ロードショーされた外国映画の中では一番良かった。ゲバラのトートバッグと原作買っちゃったし。 【藤村】さん 7点(2005-01-25 18:48:33) 8.いい映画でした。ロードムーヴィーとしても青春映画としても。ただ自分は映画を観て感動したというより、「世界ウルルン滞在記」を見てて、不覚にも泣いてしまった時の気持ちと似てるんですよね。これはどういう事なのか、まだ自分の中で咀嚼しきれずにいます。 【放浪紳士チャーリー】さん 7点(2004-12-10 19:17:03) 7.ゲバラについてはほとんど知らなかったので図書館で見つけた「チェ・ゲバラ伝」三好徹著を見る前に読みました。偉大な革命家という業績以外のイメージで言えば、「瞳が澄んで物静かで知的、まっすぐで純粋な無欲無私の人」といったこの人物像にすっかり魅了されてしまいました。ガエル・ガルシア・ベルナルはそういった魅力的なロマンティストでもあるゲバラのイメージによくマッチしてたし、いろんなエピソードにも人となりが現れていたと思います。ゲバラと友人のアルベルトは知らない土地への好奇心と旅への憧れから南米大陸を北上するという一万キロ以上の壮大な旅をする。 彼らはそこで貧しいインディオ達の暮らしなどを見聞し、様々な問題点を抱えた国々の現実を肌で感じていく。そうしたエピソードの数々が現地ロケでドキュメンタリーのようにして描かれるのがなかなか興味深い。ハンセン病病院でのパーティでゲバラが「患者と共に祝いたい」と川の向こう岸へ泳いでいくというシーンは印象的だった。 これは傍目には無謀であろうとも民衆側に立って困難へ立ち向かうという後年のゲバラの生き方を示唆するものとして描かれたように思う。こういったエピソードや暮らし以外の旅の背景として描かれるアンデスの山々やマチュピチュの遺跡など、美しく雄大なロケーションも良かった。 【キリコ】さん 8点(2004-12-02 18:41:10) 6.旅をするために旅に出発した二人、詳細なプランは特別にはない、目的地はハンセン病施設。 そんなあてどもない旅を通して、ゲバラが何を見つけ、何を学んだのかという視点が上手く描かれていた。 学んだものは、ぶつける事が出来ないどうしようもない怒り、やりきれない想い、人々の貧しさと、人のために役に立ちたいという漠然とした気持ちが強い想いに変わったこと。 旅を通して自分が何をなすべきかを探し得たのではないだろうか。 嘘をつくことが出来ない、わけ隔てなく人に対して向き合い、人に対しての愚直なまでの率直さが、ガエルガルシアの真っ直ぐな眼差しとあいまって、人々を惹きつける魅力となっている。 旅をしているうちに様々な人々と触れ合い、大きく変わっていく自分。 そしてもう戻ることが出来ない自分もいた。 旅もそうであろうが、自分に対しても郷愁と興奮があるように感じる。 もう戻ることが出来ないなつかしい思いのする自分と、どういう人生を歩んでいくか興奮を感じさせる自分。 そのような目的を見つけ、皆にスピーチするゲバラを見つめるアルベルトはどことなく羨ましそうだった。 【六本木ソルジャー】さん 7点(2004-11-20 22:40:12) 5.題名のみで観に行きました。私も旅が好きなので前半はワクワクしましたね。途中で少し眠たくなるかもと思ったのですが、テーマが骨太になってきてガラッと変わったのでまた引き込まれました。実話で、しかもゲバラの話だったとは最後になってわかったので、もし先にゲバラと知っていたら先入観を持っただろうから、知識ゼロで観ることができて良かったです。わかりやすく深い作品だったので観て良かったですね。それとエンドクレジットの歌が切ないような爽やかさで凄く良かったです。 【じふぶき】さん 7点(2004-11-11 09:59:24) 4.なんとなくロードムービーが観たかったんです。でもチェゲバラって誰かも判らなかった。前提知識が問われる映画ですね。自分はこの映画から何も感じ取れません。旅を続けるなかでどう心境が変化して彼を革命家へと駆り立てたのか、全くわかりません。勉強不足でした。 【ちーた】さん 2点(2004-11-03 02:19:07) 3.すっきりして、悪くない映画だと思います。表現を押さえた感じの絵も、嫌いではないです。久しぶりに、映画の人物と一体化する心持ちを味わいました。 【みんな嫌い】さん [映画館(字幕)] 6点(2004-11-02 21:29:26) 2.私もよく旅行に行く。箱根に行ったり沖縄に行ったり北海道に行ったり。お金が貯まればサイパンやハワイ。時間があればヨーロッパ。そう、お金と時間があれば、誰でも旅に出る事は出来る。でも旅先で、何かを感じ取るには才能がいる。チェ・ゲバラの豊か過ぎる感受性が、南米をまわりながら何を見て、何を感じ、後の革命へと彼を駆り立てて行ったのかが克明に描かれていて、ひたひたと感動出来た。その豊かさが彼を英雄にし(偉い人は沢山いるけれど、英雄の名を冠される人物は、ほんとうにごく僅かだ!)、しかし若くして銃弾に倒れるという末路を導てしまった。人間の幸福について、考えさせられる。南米の煤けた広大な景色と、4色モノクロの撮り方、おざなりとも思えるほど、わざと荒く繋いだ沢山のエピソード(まさにスクリーンで観るべき映画)。その中で時折見せるガエル・ガルシア・ベルナルの美しい笑顔が、とてもキュートで、印象的だった。 【ともとも】さん 9点(2004-10-30 13:23:18) 1.前半、あっという間に距離がいってしまって「うわっっ!」って思うところはありました。最初の方はちょっと描写が甘いと思ったけど旅を続けていくうちにだんだん無駄なものが削られていってゲバラが影響を受けた部分が浮かび上がってくる。人生観とか難しい事はわかりませんがノンフィクションとして楽しめて、ゲバラ本人に興味が沸いてきます。 それとガエル・ガルシア・ベルナルが「天国の~」から随分と大人になってかっこよくなってました。 【ぷー太。】さん 8点(2004-10-30 09:03:20)
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