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【クチコミ・感想】
8.バレエにも音楽にも、そしてナタリー・ポートマンにも期待していたのだったが、まったくの期待はずれ。
サクセスストーリーであるような、悲劇であるような、そしてホラーとかエロティシズムもあるようでないような、すべて中途半端に終わってしまったように思う。これでは他人には勧められない。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-05-19 13:48:50)
7.なんか,気持ち悪いし,ホラーみたいに笑えない。
もう1度観たいという映画ではなかった。 【オドリー南の島】さん [試写会(字幕)] 5点(2011-05-16 19:36:39)
6.夢や幻想が徐々に狂気へと変貌するさまがよく描かれてると思う。
バリバリ手ブレのカメラワークは見ずらいけれど、刺激的な音楽やナタリーポートマンの存在感、そして圧倒的迫力のクライマックスは凄いの一言。
まぁ冷静に見ると、ぶっちゃけストーリーはあまり面白くないんだけど(笑) 【テツコ】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-05-16 10:28:29)
5.明らかにそれと判るデジタルエフェクトほど無粋なものはない。
観客が気付かないぐらいが効果的なのであって、過度に充血した眼やら、鳥肌やら、自傷やら、大仰な効果音付で繰り返されればさすがに興も冷める。
二次加工も半端に使われてしまうと、実写画面への信頼性すら揺らぎかねない。
『タイタニック』でレオナルド・ディカプリオらが踊ったアイリッシュダンスのように、モーフィングによってダンサーの下半身と俳優の上半身を繋ぐ事などもはや造作もないのだから。
ダンスシーンの、演者に肉薄していくような手持ちキャメラワークを始め、役者の身体性と演技に拘るのなら尚のこと、過剰な特殊効果は控え、出来る限り役者の生身だけで勝負してくれなければ価値を減じてしまう。
つきつめていけば、「演技賞」とはどこまでを言うのかという事にもなる。
地下鉄の車窓、ドレッシングルームや稽古場の大鏡の錯覚的な重層性と迷宮感。CGの援用はこれらに限定するだけで十分かと思う。
【ユーカラ】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-05-15 20:49:56)
4.ストレートで分かりやすい内容でした。久々に派手なアクションや奇抜な設定、謎解きなどがない映画を観た気がする。
ヨーロッパ映画みたいな雰囲気。芸術は自己表現であるがゆえに、常に情熱と狂気がともなう。私のように「テレプシコーラ(バレエ漫画)」にはまった人はおもしろいけど、興味のない人はつまらないかも。
ナタリー・ポートマンはオスカー受賞も納得の演技。
主役ニナの比重が7、8割占めるので、オスカーとるぐらいでないともたなかっただろう。
ビデオレンタルで観てもいい気がするが、舞台で大勢の人がいる時と一人の時(孤独)との違いや舞台の奥行き、黒鳥の見せ場の迫力などはスクリーンでないと味わえない。
バレエに関する基礎知識があった方が楽しめると思う(お勧め本は「私をバレエに連れてって」←別に宣伝じゃないけれど…;図書館でどうでしょう?;)
映画を支えきる力をもった女優(プリマ)に喝采を贈りたくなる映画でした。
【果月】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-05-15 10:46:52)(良:1票)
3.“バレリーナ”という人種をカテゴライズするならば、「芸術家」と「アスリート」どちらが適切か?
「バレエ」というものをまともに観たことは無いが、それに関する物語や、実在のバレリーナのドキュメンタリーを見る度に、そのカテゴライズに戸惑う。
一流のスポーツシーンを観たときに感じる芸術性を踏まえれば、「バレエ」という表現は、「芸術」と「スポーツ」それぞれの究極が重なり合う領域に存在するものなのだろうと思う。
そして、「芸術」と「スポーツ」その両方を愛するからこそ敢えて言いたい。“両者”が行き着く先は、果てしない「自己満足」の世界だということを。
詰まりは、「バレエ」という“表現”の到達点は、究極の「自己満足」であり、「自己陶酔」だ。
だからこそ、その「究極」を追い求める過程において、精神世界の屈折、そして自我の崩壊は、往々にして避けられない。
そういうことこそが、この“異質”な映画が描き出す本質だろうと思う。
ひたすらに純粋で無垢な欲望を追い求める主人公の望みが叶った瞬間、自らが抱える闇が蠢き始める。
そこには、芸術と肉体が融合した「バレエ」という表現の特異性と、バレリーナという生き方における破滅的な精神世界が入り交じり、言葉にし難い「混沌」が映し出される。
究極の「完璧」を追い求め、次第に“崩壊”していく主人公。
自分を取り巻くすべてのものを傷つけ、嘆き、その“ダメージ”がすべて自らに向けられたものだと知った時、彼女が見たものは何だったのか。
とても、色々な捉え方が出来る映画だと思う。
目が離せないシーン、とても観ていられないシーン、それぞれが連続して波打つように展開する。決して心地の良い映画ではない。
ただ、振り返ると、様々なシーンが脳裏に浮かんでは消え、その時々の主人公の心情に思いを巡らしていることに気づく。
「どういうジャンルの映画か?」と問われると、返答に非常に困る作品であるが、観る者それぞれの心理に直接訴えかけるような“一筋縄ではいかない”映画であることは間違いない。
儚さ、脆さ、危うさ、愚かしさ、そして悍ましいまでの恐ろしさ。それらすべてを包括した主演女優の美しさに圧倒された。
「レオン」から16年、よくもまあ凄い女優に成ったと思う。素晴らしい。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-05-15 01:46:01)(良:2票)
2.地味~な題材を、大胆な演出と、スリリングな展開で、緊張感ある仕上がりにしてくれてます。監督イカしますね。主演のナタリー・ポートマンも迫真の演技でした。劇中の演出でシビレル箇所などありましたが、見終わった後はフーンって感じだったので7点。完璧って怖いですね。 【ぬーとん】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-05-14 22:34:58)
1.怖かった、気持ち悪かった、ナタリー・ポートマンがすごかった!!!本来トップバッターの名誉をいただいた時にはご祝儀で高めの点数をつけるのですが、クラシック音楽(含、クラシックバレー)ファンのわたしとしてはクラシックバレーをこんなにぐちゃぐちゃにされては高い点数は意地でもつけられず、独断と偏見によってこの点数をつけました・・・とはいうものの、クラシックであろうがなかろうが芸術というものは所詮、人間の情念をつきつめて形式美の中に閉じ込めたもの、クラシック音楽をバックにこれだけグロい映画を作ってくれた製作・監督そして俳優陣には惜しみない拍手を贈りたいです。演劇や舞踊などの舞台芸術ではスター俳優・舞踊家の病気や不慮の事故に備えて彼らと常に一緒に稽古をする影のプロがいて、本物のスターには勝るとも劣らない技量をもっているからこそ選ばれたそれら影のプロと本物のスターはいつでも非常な緊張関係にあるのだそうです。ともすると妄想のように頭によぎるお互い同士や演出家・スポンサーに対する疑念を理性で打ち消し、周囲の過度の期待や同僚の嫉妬などにも耐えるだけの強靭な精神力がなければスターの座に留まることはむずかしいようです。初めてプリマの座を得たバレリーナのニーナの複雑な心理をナタリーが好演、本物のバレリーナがスタントウーマンをやっていないはずはないのですが、どこがスタントウーマンでどこがナタリーなのかわからないほどの磨かれた演技とカメラもすばらしいです。 【かわまり】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-05-02 14:28:56)
マーク説明 |
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
173人 |
平均点数 |
6.91点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 0.58% |
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4 | 9 | 5.20% |
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5 | 23 | 13.29% |
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6 | 33 | 19.08% |
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7 | 52 | 30.06% |
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8 | 27 | 15.61% |
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9 | 16 | 9.25% |
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10 | 12 | 6.94% |
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【その他点数情報】
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