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【クチコミ・感想(9点検索)】
2.若山富三郎演じる松田の単細胞ぶりが、もう素晴らしくって(笑)。 いや彼に限らず、登場人物みなそれぞれが素朴な信念のもとに行動し、見事なまでにスレ違い、ボタンの掛け違いを繰り返して、物語を織りなしていく。破滅という名の悲劇へ、悲劇という名のパラダイスへと、否応なく突き進み、観始めたらもうやめられません。 各自の行動が次々に皮肉を生み出していく流れは、出来過ぎと言えば出来過ぎで、危ういバランスの上に立っているとも言えるのですが、その流れをしっかりと支えているのはやはり、役者それぞれが持ち味として発揮している、芸、ですね。鶴田浩二しかり、若山富三郎しかり、名和宏しかり。しかし何と言っても桜町弘子ですね、ホント。藤純子は少しワリを食っちゃったかもしれません。それぞれが演技を通じて、自分の信念を体現して見せることで、物語は、単なる図式的なものではない、血肉の通ったものとなりました。金子信雄の独特の顔芸は、さておき・・・。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2018-09-29 16:34:04)
1.三島由紀夫が(文字化け)雨の墓場)で、くすくす笑い出した。緋牡丹博徒を英国で上映したら失笑をかったという記事を何かで見たが、今の世代と我我は、外国人と同じくらいに差がるのかも。名和宏、桜町弘子という脇役に一世一代の名演技をさせた、山下耕一監督の手腕をたたえたい。 【ちょうじ】さん 9点(2002-08-09 15:58:05)(良:3票)
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【点数情報】
Review人数 |
13人 |
平均点数 |
8.23点 |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 2 | 15.38% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 2 | 15.38% |
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8 | 1 | 7.69% |
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9 | 5 | 38.46% |
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10 | 3 | 23.08% |
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【その他点数情報】
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