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【クチコミ・感想】
3.カール・テオドア・ドライヤーは、この作品で人間の精神世界を描こうとしたのかも知れない。かつてロベール・ブレッソンが「スリ」で精神的な世界を造り上げたように、ドライヤーは映像を二次元的な世界に閉じ込めてしまう。いや、三次元から二次元の空間に抜け出したといった方が正しいのだろうか。
「吸血鬼」は白黒画面で壁の白さを引き立たせるために、壁をピンク色にしたという。
ドライヤーが映画を撮る時は、壁や自然といった“空間”から構築していく。
この作品の壁の白さも、異常と言って良いほど白い。この世に存在しないんじゃないかというくらい。
土には土の色があるが、人間で言う“精気”がこの壁にはまるで無い。
壁の白さも不気味だが、劇中の登場人物たちも記号のような存在だ。
感情のかの字も感じられない空間、そして耐え難いほどの緊張で貫かれた画面。ドライヤー一つの境地。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-04-12 01:17:26)
2.無駄なものが一切無いってことがこんなにも気味の悪いものだとは思わなかった。モノクロ映画だが、映されている部屋の壁は染み一つ無い真っ白である(そう見える)。飾られる絵や蝋燭が完璧に配置され、画面に映る全てのものが記号化し、現実の世界には絶対に存在しない異空間を作り上げている。一見すると舞台劇っぽいとも思えるんだけど舞台劇ともちょっと違う。SFの世界のよう。目を合わせない男と女も記号化する。映画は現実世界の模写でありながら、けして現実世界に同化しない。そう、これは現実のコピーであって生命を持たない。これが「映画」なのか。衝撃的でした。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-04-18 15:14:18)(良:1票)
1.昔、日本語字幕なし・あらすじの配布なし、という厳しい条件下で鑑賞した。この人の映画はいつもそうだけど、照明がまだらで、室内なのに木洩れ日の下にいるような奇妙な世界になる。人物は闇の中から立ち現われ、闇の中へ消えていく。幽明の世界とでも言うんでしょうか。そのなかで登場人物たちはなかなか目を合わせない。向かい合ったときは切り返しになって、同一画面の中では向かい合わない。一人が一人を見てると、見られているほうは正面を向いていることが多い。なんか小津みたいだが、ぜんぜん質感が違い、環太平洋の温帯と北欧の空気の差か、こちらははるかに冷たい。終わりのほう、実際は向かい合っていても、女のほうが鏡に映っているために、画面では二人が並んでいる格好になる。それぞれが相手を背景にしてしまい、孤立してる感じ。なにせ言葉が分からないので、そんなことばかり見てましたっけ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2008-01-30 12:17:56)
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【点数情報】
Review人数 |
6人 |
平均点数 |
6.83点 |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 2 | 33.33% |
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6 | 1 | 16.67% |
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7 | 1 | 16.67% |
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8 | 0 | 0.00% |
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9 | 2 | 33.33% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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