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【クチコミ・感想】
2.高度成長期の波の中で資本主義社会を大いに謳歌する小池朝雄に対し、「戦後」から逃れられない昔気質の安藤昇。任侠ものから実録ものへと移行する時代の波と妙にリンクしたりなんかして(安藤は実録ものの代表格ですけど)。実際、その後の実録ものを想起させるような動きの多いカメラワークは私の知るかぎりの(ちょっとしか知らないが)加藤泰らしからぬ演出。一方で、「復讐」を盛り上げるために「そこまでやっちゃあ、お終いよ」というところまで持っていくために存在する刑務所内のエピソードの面白さは思いっきり加藤泰だった。会話も楽しいし、それぞれのキャラクターも面白いし、キャラクターそれぞれの表情も実に豊か。そしてアクションの小気味よさ。この本筋ではない刑務所内のエピソードがやけに濃い。無駄と言われれば無駄。でも無駄な部分が面白いという変な映画。 【R&A】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2008-05-27 14:29:50)
1.すっげえタイトルだなあ。任侠もの全盛の60年代はこういうタイトルが集客力につながったのかもしんないけど、今このタイトルを観て「わあ、面白そう!」と思う人がどのくらいいるのか・・・かく言うワタクシも「監督:加藤泰、脚本:笠原和夫」の名前がなかったら、多分一生観なかったんじゃないか、と思う。で、結論から言うと、そんな期待を裏切らない、面白い作品でした。良い意味で粘っこい加藤演出と、昭和初期~戦後の熱~い人間模様を描かせたら右に出る者のない笠原の脚本(・・・今、←これ書いてて思ったけど、二人の作品を大して観ていないくせに、こんなエラそうな事書いて良いのか、俺?)がガッチリタッグを組んで、自らの戦争責任を償いとして遺族の為に非合法行為にまで手を染めた男の姿を骨太に描いております。ただ、ちょっと残念なのは、前半のテンションの高さに比べて中盤ちょっと中だるみしてしまう所と、主演の安藤昇の台詞が、ちょっとたどたどしく聞こえてしまう所。そんでもやっぱし、戦後の昭和を(感傷ではなく)振り返るという意味でも、今観る価値のある一本だと思います。せめて「ショーシャンク」を観た人の1/100でも良いから、観ないかなあ。 【ぐるぐる】さん 8点(2004-07-05 22:25:09)
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【点数情報】
Review人数 |
4人 |
平均点数 |
6.50点 |
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5 | 1 | 25.00% |
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6 | 1 | 25.00% |
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7 | 1 | 25.00% |
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8 | 1 | 25.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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