みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.この後どうなったのか気になるっ!!短い映画だと知っていたので最後の方から、これをどうやってまとめるんだ?とワクワク、ドキドキしながら見ていました。ラストはこれで終わるなよ~と思いましたが、たぶんここで終わらせるしかなかったんだと思います。現実でこんな体験をした人はいるんでしょうかね?妄想の世界の映画です。 【映画】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-07-19 16:52:56) 7.空の美しさが印象的だ。冒頭で妹が一人歩いている上空を、電線が斜めに区切っている。こういう絵作りの上手さは絶妙である。画質がVシネっぽくてチープ残念でならない。 北野作品のように間の長い映画ってちょっと苦手なんだけど、これはかなりリアルだったのですんなり観られた。沈黙の多いタイプの作品としては成功している方だと思う。 たとえば妹が電話を終えた直後に「ユウスケさんがお兄ちゃんのこと変態だって言ってたよ」と報告し、ヒロシ(兄)は軽く動揺し、声が上ずる場面。たぶん、〈え? 何? 俺が妹にちょっと惹かれてるってあいつは気づいてて、妹に言っちゃったわけ? いや、まさかそんなはずはない。でも…〉というようなことを考えていたんだと思う。気づかれていないは思いつつ、後ろめたいことがあるので確信はもてず、発言がどことなく不自然になる。この微妙な心理描写に、目が釘付けだった。主人公の気持が手に取るようにわかるのだ。それどころか、二人とも言葉がカミカミで会話のキャッチボールが微妙に成り立たない、という現実にはありえても映画ではついぞ観たことのない場面もある。 たいていの映画ではこぎれいな台詞を噛んだり被ったりすることなく応酬するものであって、ここまで現実的な間の悪さ、ぎこちなさを再現しようとはしない。このひねくれたリアリズムが非常に斬新に感じた。原作はおそらく典型的な男の願望充足ストーリーなのだろうが、それをここまでリアルで繊細なドラマに仕上げてしまう監督の技量に感動した。地味だが、細やかな心の動きを感じさせる良作だと思う。 【no one】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-03 16:17:19)(良:2票) 6.原作を知っている方にはあまりお薦めできません。清々しいエロティックな映画であり、それを目的に観たらたぶんガッカリします。オレもその一人ですから(笑)。妹とのHを母親に目撃され、何も考えられずに裸のまま車で逃走するシーン、ホテルから裸足で駆け出すシーンなどは、「どうにかしなくちゃ・・・でも何をすればいいのか?」と考えと行動がリンクできない、考えることに慣れていない最近の若者像をうまく描写していると思います。だんだんと兄の頼りなさが露呈され、この後どうなるのかと思いましたが、終わり方が唐突でオレ的にはスッキリしませんでした。 【けっけ(硝子の心を持つ少年)】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-01-13 09:46:02) 5.おっちゃんが高校生の頃大ブームでした懐かしの「くりいむレモン」いつも小バカにしているヲタのK君に頭下げてビデオを借りましたね~。そんな想い出は置いといて山下監督なんで見たわけだが、Hも山下監督らしさも中途半端、ラストがこの監督らしいかな? 【亜流派 十五郎】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-01-08 10:48:53) 4.「アメリカン・ニュー・シネマの影響」を語る時代錯誤感漂う監督が作った、邦画にありがちな観客を無視した、普通につまらない学生映画的ビデオ映画。ダラダラした展開、意図不明な構図、ワケワカなラストというお馴染みの内容。アダルト・アニメという分野にだけは疎いので、オリジナル・アニメは見たことありませんが、少なくともこの映画は、自身の感情や下半身に訴えかけてくるものは全く無かった。最も気に食わないのは濡れ場。別に胸や尻を見せりゃ良いってもんじゃないですけど、見せない濡れ場を延々と見せられたって退屈なだけ。見せないんなら最初から描写する必要は無い。物語上も企画上もセックスが重要な位置を占めてる筈なのに、根本的に方向性を間違ってる。こんなの塩田明彦に撮らせろよ、3点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-07-01 00:09:27) 3.お互いを“好き”という感情は幼少のころから持っていた(両親よりも子供同志が仲良くなっての再婚という父の話から)。しかし“好き”という感情はずっといっしょにいることが確定していると思われるときは表面にでないもの。この二人も家族という名前のもとそう思うことができた。しかし兄の友人が妹を気に入っているらしい、そしてその男と楽しげに電話で話す妹。妹の友人が兄と兄の部屋で二人っきりでこれまた楽しげな会話が聞こえる。ここでずっといっしょでいられると漠然と確定していたものが崩れる。“好き”が表面に出てきて二人ともが自分の気持ちに気付いてゆく。そしてはじめて言葉として発せられる“好き”。精一杯に軽く発した“好き”。もうドキドキのシーンでした。初めて関係を持つシーン、唇が重なるまでのぎこちない体の動き。リアルすぎる心の揺れ。この作品は私にとっては十分にエロい(もちろん誉めことばです)。ラストの兄のダメ男ぶりに対する妹の「そんなことは、はなからわかってる」って感じの清清しさすら漂わせる表情が印象的。 話はずれますが、山本浩司がセールスマン役でちょびっと出てきますが、かばんの中身があかじるだったら笑えたのに(笑)。 【R&A】さん 7点(2005-03-25 18:29:39)(良:1票) 2.欲望のままにセックスしまくり、親に現場を目撃されて、車に乗って逃げて…もうほんとこいつらしょうもないなぁと思うけれど、その若さゆえのしょうもなさが観ていて楽しかった。あと、兄さん役の水橋研二が好演してて、彼の他の出演作も観てみたくなった。 【paraben】さん 6点(2005-01-30 17:48:39) 1.いやあ、この映画の話を初めて聞いた時はビックリした。別に「くりいむレモン」の実写化というだけなら驚くにはあたらないけれど、監督が山下敦弘って・・・山下監督といえば独特の「間」を活用して、日常生活のどーしようもないしょっぱさやいたたまれなさをユーモアたっぷりに描いていた人よ?っていうかこれの前の作品はつげ義春原作よ?その人が美少女アニメ(というより、男子の自己中心的・ご都合主義的妄想系ロリコンエロアニメ。観てないけど、多分間違ってないと思う)って、これは例えば「岩井俊二が『嗚呼!花の応援団』を実写化」とか「サム・ライミが『サザエさん』を実写化」とか「井筒監督が『みゆき』を実写化(・・・あ、これはホントにあったんだった)」とか、そのくらいのギャップのある組み合わせ。これはとんでもない怪作になるか、あるいは奇跡的なケミストリーが起きるかどっちかだろう、と思っていたら・・・意外と手堅くまとまってました。一言で言うと古き良きロマンポルノのドラマ部分を丁寧に、その分露出を抑えて作った感じ。真面目に考えると、物心がつく前から一緒に住んでいた血の繋がらない兄妹が男と女として意識し合うなら、もっと強い動機付けが必要なんじゃないの?と思ったりはするのですが、所々「山下テイスト」も入ってるし、ただの妄想エロ映画にはなってないかな(あ、でも「見えそで見えない」ところはある意味エロい)。まあキンシンソーカンものとして観るのではなく、障害が立ちはだかる恋をしてしまった若い男女のお話、として観れば違和感はないと思います。ラストシーンはなかなか素敵よ。 【ぐるぐる】さん 7点(2004-11-26 18:32:48)(良:2票)
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