みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.推測だけど韓国人の社会派なら+2点かも。韓流の理解はこういうのも必要。 【Malandro】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-08-27 00:12:15) 7.1970年代の韓国。 農村を舞台にした異色群像劇。 映像と音楽はまずまず印象的。 各登場人物もよく練られているし、個性的である。 だけど、なんだろう、どこかしっくりこない。 これは韓国映画の雰囲気に私が不慣れなせいだろうか? それとも、韓国独特の社会的・歴史的背景が見え隠れするからだろうか? 理由は自分でも判然としないが、演出面において良くも悪くもアクが強く出ているからだと思われる。 脚本は非常に良く練られている。 3人の主要な登場人物、その3人に関わる脇役たち。 それらの人物をぬかりなく描ききっているのが見事だ。 ただし、どうも暴力描写や性的描写、そして残酷描写が鼻につく。 わざとらしく詰め込んだ感じ。 つまりは一貫性が感じられない。 この、あざとさが最後まで好きになれなかった。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-11-18 23:07:42) 6.登場人物の思考回路が揃いも揃って短絡的で、感情移入の余地など皆無。個人的には怒りすら覚えるほどの愚作。別に動物の殺戮や暴行シーンに特別にショックを受けた訳ではなく、純粋に作品としての意義に疑問を感じた。 【wood】さん [DVD(字幕)] 0点(2008-11-16 10:08:12) 5.生生しいですね。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-08 22:52:57) 4.全体的流れも良く、分かり易い。韓国映画というのはなんでこういった汚い映像(汚い景色、汚い風景)ばっかりなんでしょうか?そこだけは難点ですが、皆不幸過ぎるけどそれ以上に良く出来た作品です。音楽も感傷をそそります。 【将】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-08-06 12:53:37) 3.これは凄い。10点つけさせてもらう。たいていのほかの映画が甘っちょろく思えてしまう。70年代の韓国と現代の韓国とでは、時代のきびしさが違うということなのだろうが、『サマリア』とは時代が違うのだ。最初、この監督の絵の作り方や作品の感じが、北野武と似たところがあるなと思ったが、これに比べると北野武ものもずいぶんと甘い。ところで、この監督はエリック・サティーが好きらしい。 【goro】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-10-22 06:07:02) 2.ヴェネチア映画祭に出品したというキムギドク初期の傑作。米軍基地や食用犬業者や混血児など様々なキーワードが出てくるがそれそのものが問題提起されるわけではなく、あくまで背景として描かれる。ギドク作品全般に言える事だが、登場人物があまり喋らない。というか周囲との意思の疎通が出来ていない。だから誰かが殴られたり、泣いたり、暴れたり、死んだりする。唯一しっかりと意思伝達を計ろうとしているのが行方不明の夫への手紙を書く女だ。手紙のシーンになるときまってエリックサティの音楽が流れる。これは映画全体の中で希望を感じさせるシーンであり、安堵する場面でもある。それ以外はひたすら登場人物がいがみ合ったり殴り合ったりしています。まったく救いようがないが、キムギドク映画では当たり前の光景なのでもはや驚かない。絵を描く青年はキムギドク自身がモデルなのだろうか。終始傍観者に徹しているが、これは彼が見てきた世界なのかもしれない。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-11 23:46:05) 1.70年代末期の在韓米軍基地周辺を舞台に、三人の若者を中心に描いた群像劇。青春ドラマというには、余りにも痛ましく、かなりビターな味わいを残す作品だ。韓国の歴史には詳しくも無いが、朝鮮戦争が物語の発端となっている事だけは確かなようで、戦争に直接的な関わりを持たなくとも、後々において様々な影響を及ぼすという痛烈なメッセージが感じとれる。ここに登場する人物たちは、直接・間接を問わず、すべからく戦争の犠牲者であり、心に深く傷を抱えている。当時の閉塞感溢れる社会状況の中にあって、とりわけそれぞれに悩みを持つ若者たちが、その鬱積した気持ちの吐け口を探し求めようとする。それは彼ら韓国人のみならず、米軍基地に留まっている若き米兵の存在にも言える事だが、どこか戦後の日本の姿にも重なり合う部分が多い。しかし、心の拠りどころを求め続ける彼らの悲痛な叫びは誰も受け取ってはくれない。やがて若者たちは、忌まわしい過去を清算するかのように、それぞれが自己完結を図ろうとする。それはまるで連鎖するかのようであり、ドラマは一気に悲劇性を帯びてくる。物語に届かない手紙を暗喩として象徴的に引用しているように、戦争の後遺症とは、いつの時代でもどこの国にでも生じ得る普遍性のあるテーマでありとりわけ子供たちへの影響は計り知れないものがあるという事なのだろう。映画は個々に何らかの関わりを持っている主要人物の造形がとにかく見事で、複雑に絡み合いながら大きなうねりとなっていくドラマ構成も巧みで、十分見応えがある。具体的に画面では見せないものの、痛みを伴うギドクらしい作風はここでも存分に感じとれるが、モチーフでもある寓話色は意外と希薄で、美しい田園風景とは裏腹に濃密な人間ドラマには実感が込められ描かれた秀作である。 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-07-26 18:30:28)
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