みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.どうもこの『霊幻道士』の二番煎じみたいな邦題のせいで、世間ではあまり食指が動かない向きがあるみたいですけど、鑑賞してみるとこれがなかなか面白い。 カンフー映画一筋のラウ・カーリョンの作品だけあって、やはり妖術よりもカンフーに重点が置かれたアクション映画に仕上がっております。 本作の最大の見所は矢張り、本作の主役であるワン・ユーが披露するキョンシー拳でしょう。 読んで字の如くお札に書かれた呪文(キョンシー出発!キョンシー納棺!キョンシー拝礼!等)を唱えると、しばらくの間キョンシーの動きを模した武術が使えるという奇っ怪な拳法で、札を読みながらピョンピョン飛び回るその様はハッキリ言って滑稽そのもの。 どう考えても普通に戦ったほうが強いと思われるのですが、誰も彼にかなわないところを見るとやっぱ強いんでしょうなぁ…。 アクションシーンは少なめで、しかも他のカーリョンの作品に比べてややアクションのトーンが違う気もするし、彼の監督作作品にしてはちょっとケレンミが足りないかなと思うところがあるんですけど、チャーフィ演じるチャンチェが小便を我慢できなくなってこっそり放尿したり、腹を減らして食べ物を盗んだ結果、番犬に追われて無表情で爆走したりと随所にちりばめられた笑いはそこそこ可笑しい。 ヒロインのセシリア・ウォンとワン・ユーの夫婦漫才みたいな掛け合いもダレを感じさせません。 特にチャーフィ(今回は準主役級で出番少なめ)が鷹爪拳を駆使してくれてからは巨匠の面目躍如という出来栄えで流石に魅せてくれます。 【カニ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-03 01:31:47) 1.予備知識なしで観てしまったら「85年のキョンシー・ブームの便乗作品か!ペッ!」と思われてしまう方も居られるでしょう。しかし本作は、そのブームのきっかけともなった『霊幻道士』の6年も前に製作されている元祖的作品・・・かな?正直良くわかんなかったりして(汗汗)。主演のワン・ユーが使うカンフー”キョンシー拳”は名前もその動きも、なかなかふざけた技で、おまけに「カンニング・モンキー天中拳」ばりに極意書をみながら戦うという、かなりコメディ要素の強いカンフーを見せてくれるのに対し、リュー・チャーフィーの鷹爪拳は本格的でスピードもキレも申し分なく、カッコイイの一言です。 その他にもクンフー映画の名脇役リー・ハイサンもドリフばりのカツラで良い物を見せてくれたり、この頃のあまり知られていない作品としては、なかなかの娯楽作品ではないでしょうか。 【カズゥー柔術】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-11 16:48:28)
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