みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.子供の生命力、パワーをひしひしと感じた。 サテライトや足の不自由な子の前向きな生き方、凄いと思った。 そして、アグリンの悲壮感にも共感。 私も女性なので彼女の怒りが伝わってくる。 現実に戦争や紛争に巻き込まれたように感じられた名作。 どうしたら平和に共存できるのか、子供たちの姿から私も考えたい。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2023-06-11 17:04:42)(良:1票) 6.自分は映画が大好きだ。 イラン映画はサミラ、モフセン・マフマルバフ親子、マジッド・マジディ、そしてバフマン・ゴバディも全部見た。 その中でも「亀も空を飛ぶ」は圧倒的だった。 【エーテル】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-03-26 23:06:08) 5.戦争をとりまくあまりにも悲しい現実。 腕や脚のない子供たちをみるだけでも目を覆いたくなる。 現実を直視することができない弱さが自分にはあると感じたほど、ふざけた娯楽戦争映画にはないリアルな衝撃を受けた。 子供が主体の映画はあまり好みではないが、この作品に限っては、純粋な子供の被害というものを映像によって表現することで、より戦争の悲惨さを饒舌に語ることに成功しているように思う。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2010-05-02 11:22:31) 4. 戦乱の中、過酷な現実を背負ったクルド人の子供たちの様子が凄くリアルに描かれていた。生きていくために地雷を拾い、それを売ったお金で生活している子供たち。両腕を失った子供が口を使って器用に地雷の信管を抜いている・・・。また、地雷を持って市場に行った子供たちが屋台で銃を借りている。次々と信じられない光景が目に飛び込んでくるが、それらはフィクションではなく現実に当たり前のように行われているのだという。なんという過酷な運命だろうか。しかし、そんな現実にも絶望することなく、しっかりと生きていこうとする子供たちの力強さがとても生き生きと描かれているため、決して暗くなることなく楽しく見ることができた。 バフマン・ゴバディ監督の「酔っぱらった馬の時間」という映画では、イランとイラクの国境にある山岳地帯の村を舞台に、両親を亡くしたクルド人の子供たちが助け合いながら生きていく様子がドキュメンタリータッチで描かれていた。今作では時代背景こそ現実的だが、フィクションとしてもよりよく作りこまれた作品であると思った。例えば、両腕を無くした兄と敵の軍人に襲われた妹の描き方は作品により深いテーマを投げかけているし、地雷地帯に迷い込んだ幼い子供を助けに行くリーダー格の少年のシークエンスなんかはまさに映画的な場面だ。この監督は次の作品ではどんな世界を見せてくれるのか、凄く楽しみである。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-10-29 20:44:23) 3.作品全体を貫く力強さと繊細な細部、ドキュメンタリータッチとファンタジーのパッチワークが鮮やかに織り込まれた映画でした。たくましいやひ弱いといった形容を拒むように生きるために成すことを成すクルドの人々が描かれ、結果、同情や共感を拒むような屹立としたフィルム空間が生まれているのです。赤い金魚や亀、サテライトや目が見えない赤ん坊が比喩的でありながら、その意味を探ることが無意味であるかのように全てを無化しグレーで包み込んでしまうような曇天の空に、もしかしたら世界中のすべてが曇天であるかのような錯覚さえしてしまうようなその空に、青空にはない普遍性を感じながら映画館を出るとそこは曇天の冬空。この空はクルドにつながっているのか。 【彦馬】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-03 18:02:01)(良:2票) 2.率直な感想。 ・・・・素晴らしかった。 おもしろいとか、そういうエンターテイメント的なことじゃなくて。 かなり良かったです。 戦場に生きる子供たちが主演なんですけど、演技にまったく嘘がなく、素直なままの姿で余計に辛いんです。 恐怖と虚しさと悲しさ。 もうめっちゃリアル。 ストーリーはフィクションでも背景はすべてが事実で。 泣きすぎて頭痛いです。 気持ちも痛い。 心臓ちぎられた感じ。 どこもかしこもイタイ。 期待以上の作品でしたよ。 今までいろんな国のいろんなジャンルの映画を見てきましたが、これはマイベスト5に入りますね。 『これほんっといいわ~』っていう作品に出会った時にだけ起こる現象があるんですけど。 説明がちょっと難しいのですが、そういう時はとにかく体が震えるんです、鳥肌と共に。 その現象が今回かなり久々に起こりました。 やっぱり重い映画っていい。 考えさせられるbenefitialな作品に出会えて感謝。 【未歩】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-10-23 00:03:46)(良:1票) 1.時はアメリカのイラク侵攻直前、トルコ国境近くのクルド人集落で暮らす子供達が主人公の非常に強くて清廉な作品。この監督の映画は思わせぶりなところが無くて実に真っ直ぐで輪郭がクッキリしている。内容は心が潰れるような話しなのに決して感傷的じゃない。だから観客が色々邪推したりする必要もない。尚かつ、詩情的でもあって「映画」として「見せる」事も忘れない。この監督もしかして天才?と思ってしまった。 【黒猫クロマティ】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-10-16 16:20:36)(良:1票)
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