みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
20.なかなかディープな3部作のフィナーレでした。 芸術は紙一重。人生を芸術に捧げ過ぎてもうついていけい感じがグイグイと引っ張られる何ともいえない感覚。 結局武は流石だなと思う。思わせることも芸術。 【mighty guard】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-09-12 12:53:58) 19.何よりテーマがしっくりきました。作りもよいです。 【こね】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-01-29 22:06:17) 18.ものすごく薄~いコーヒーを飲まされた感じ。「日本より海外で高く評価されている」と称されるバリスタが、中品種な豆をそろえて淹れてくれたはいいけれど、うまく味を引き出せていないというか…。ひんぱんに人が死ぬのも、薄さをごまかすためにタバスコをぶち込むようなものか。それってもはやコーヒーじゃないですよね。 登場人物はいろいろ出てきますが、結局誰とも深く絡んでいません。だからドラマにもなりようがない。「才能はないけど芸術家志望の男」を捉えた“定点観測ビデオ”の域を出ていないように思います。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2012-08-05 17:26:34) 17.仕事の少ない芸人の皆さんは、どれぐらいギャラを出してもらえるんでしょうか? 【マーガレット81】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-11-26 21:17:13) 16.才能のあるなしにかかわらず、芸術の道を本気で進む人ってのはこういう感じなんだろうな。映画としてはそれほどではないです。 【noji】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-08-04 23:56:52) 15.北野映画の中でもかなりの良作。あの寂しげな雰囲気、北野のセンズに驚かされる。セリフも少なく、感覚で訴える。この映画、好きな人はかなり好きなんだろうな。 【朴モグタン】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-07-14 11:16:10) 14. 来るところまで来たな、という感じです。北野監督作品を見続けると憂鬱になるかもしれません。北野映画はこれからどうなっていくんだろう。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-03-31 11:51:37) 13.「HANA-BI」以降ずーっと裏切られ続けているけど、監督曰く「これで区切りを付けた!」本当にそうあってほしい。 「ソナチネ」までの鋭さ、安易に手を出せば血だらけになるような緊張感はもうなくなり、はや17年その間実験的にギャグ、自分懐古、イメージの固定、商業主義、自主映画。よくもまあ定期的に作品を発表できたものだ、それも監督の実力のなせる業なのだが、もう吹っ切れただろう、そろそろ自分の好きなように映画を撮ってください。 私が知ってる北野武はこんなもんじゃない、あらゆる面で優れた人だ。無事に行けばあと30本ぐらいは映画を撮り続け偉大な監督になる。そうなった時、この時期の映画をなんとか時代と名付けて懐かしむことだろう。 映画の評価は松本人志作品と同様、次!次!ダメならまた次!といくらでも甘くみます。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-03-23 10:22:41) 12.『監督・ばんざい!』でも触れたが『TAKESHIS’』公開時の監督の談ではまず『TAKESHIS’』で俳優をぶっ壊し、次の作品で監督をぶっ壊し、最後に映画そのものをぶっ壊すと言っていたように思う。この『アキレスと亀』という作品がはたして「映画の破壊」を表現しているのかは私には解からなかった。もしかしたら当初の考えからテーマを変更したのかもしれないけど、どちらにしても「三部作」の2作目と3作目は私にとってつまらないものだった。たしかに少年期の落ち着いたカメラワークと昭和の背景の相性は抜群かもしれない。たしかに青年期の友人たちとのあれこれは貧乏青年にも青春があったのだと思わせる瑞々しさを描き出している。たしかに中年期の夫婦コントは大笑いさせてもらった。そしてたしかにこの映画にはなにやら「ものを作ること」の純粋な何かが描かれてもいる。でも『TAKESHIS’』にはあった魅力的な画が無い。ただその一点において私はこの映画を楽しめなかった。おそらくこの三部作は「北野武の映画史」においては重要な位置を占め、中でも『アキレスと亀』は最重要作品ということになるのだとは思う。 【R&A】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-09-01 14:57:03) 11.劇中の絵が良かった 【N.Y.L.L】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-08-28 00:20:36) 10.ガンガン人が死ぬけどまったく頓着されていないのがすごい。美大仲間(?)の無茶っぷりには不謹慎ながらつい笑ってしまった。芸術に生きるって命がけなのね、と凡人の私は思うわけだが、芸術家にとってはただ単に強烈な表現欲に突き動かされて生きていると、自分や他人の命に頓着している暇がないのかも、と思った。またそれが世に出て花開くかどうかは本人の実力以上に運に左右される面が大きいのだろう。運が良ければ岡本太郎コース、悪ければ真知寿コース。でもどっちが幸せかは本人にしか分からない。 【lady wolf】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-07-16 13:52:03) 9.すんごく大人しい主人公だったのに、中年になったとたんビートたけしになりましたね。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-06-30 20:10:24) 8.この画家は自分の好きな絵を描きたいのか?何を描いても売れたいのか?北野武の分身なのか? 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-05-12 10:25:36) 7.いつものごとく笑いの部分はあるが、ストーリーから脱線させる事はなく、むしろ映画全体を重厚にしていた。今まではどうしても笑いの部分だけ浮いてしまう所があったけど、この作品ではそれを感じなかった。観終わってみれば、素直に良い映画だなあと思った。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-03-16 23:39:19) 6.僕には後半だけで良かったかな・・・。アフォな行動がたのしかった。 【ジェイムズ・ギャッツ】さん [映画館(邦画)] 5点(2008-12-02 17:59:02) 5.前二作に比べれば遥かに分かりやすい映画でした。これってある意味『HANA-BI』に次ぐ二度目の総決算映画じゃないでしょうか。自作の絵が大量に出てくるからというだけでなく、屈折した愛のかたち、微妙なギャグ、芸術というものに対するスタンス、そして生と死の問題など、『HANA-BI』以降の作品の要素が随所に見られます。しかし辿り着いた結末は『HANA-BI』とは全く正反対。何と言うか、これほど生きることに対して肯定的な北野映画を観ることができるとは想像もしませんでした。ラストシーンも本当に最高です(あの空き缶の蹴り方がまた絶妙!)。 【とかげ12号】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-10-26 18:37:21) 4.戦後の高度成長期にウマい事やったんだろうなぁ、と思わせる田舎の成金趣味の家に生まれた男の少年期から中年期までのお話。相変わらず随所に「毒」があり「死」がすぐ間近に感じられる作風だった。生死は表裏一ってのは一貫してますね。 自由気ままに思うように創作活動する真知寿とそれを支える妻幸子。売れようが売れまいが好きな事をしている映画監督北野武とそのファンという図式にもはまるかな。描写がいろんな解釈をすることが出来るので好きに解釈してみるのも楽しいかと。 天才と馬鹿(天才と狂気など色々ありますけど)は紙一重といいますね。一般的には結局お金がついてくれば天才(成功)なんでしょうけど本人にとっては好きな事を出来ていれば取るに足らないことなんでしょうね。振り回される方はまいっちゃうけど。 【ロカホリ】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-09-26 23:37:47) 3.キタノ映画ファンという視点から言えば、今までになくフツーな映画だった。内容がというより絵作り、音作りにおいて。 カット割りやカメラワークが巷にあふれるテレビドラマのように平凡で、今までの(特に初期の作品のような)ハッとさせられるような瞬間がひとつもないまま終わる。観客に対してわかりやすくするためだけに安っぽい絵作りにあえてする必要があったのか大変疑問だ。 とはいっても、たしかにこの映画は紛れもなくキタノ映画。北野武にしか撮れない類の作品だと思う。次に期待を込めてこの点数。 【とと】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-09-24 19:54:25)(良:1票) 2.北野監督はまだ1本しか観てなかったので、とても興味を持って鑑賞しました。 絵画に生きる男の一生(絵画に生きるしかなかった?)の物語。少年期・青年期・中年期と三期を演出していて、フィルムの質感がそれぞれ変えていたのが面白い。 少年期に神童のような扱いをされ「僕、画家でやっていける」と思ったが、売れないまま成長し生きていく。親が死のうが、娘が売春しようが「絵画の道一本!」。樋口可南子と取り組む姿は時にユーモラスに時に痛々しくもある。 これは監督の映画監督人生・決意になぞらえていると考えるのは余計だろうか? 少年、青年の主人公が自分の意思で動こうとせず、何か傍観・浮遊しているような姿がそう感じさせるのですが。 その他いくつか感じる点があり、特に人の死をいとも簡単に、「生きている世界」と同等に描いているなあと強く感じ、他の監督にはない演出に思えた。 台詞・場面の省略もかなり特徴がある。前触れもなく、画を「バッ」と見せる手法は監督の持ち味なんでしょうか。 そんな手法でもって描いた少年期・青年期は情感溢れて良い味があったのですが、後半はその波長が大きく乱れた印象です。まったく、別の作品?と思ってしまいました。 「あんたフェリーニか?」と一瞬よぎりましたが、これは私の感覚がズレているのでしょう。でも、主題は一本であれ、一本の作品としての違和感は拭えない。 作品自体を幸福と取るか取らないかは分かれると思う。 【サーファローザ】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-09-22 21:50:30) 1.これまでの作品を全て包括したような作品でした。作品に取り込まれているテーマはもちろん、実際に過去に使われた絵やシーン(これも絵となって)も所々顔を出したりします。アニメや状況説明の字幕など、難解だとけちをつけて来た観客をちょいちょい皮肉ってる様なところもありましたが、それもそれで面白く鑑賞できました。後半、危うい方向へ一気に進んでいく物語を最後にふっと纏め上げる手腕は流石です。 【njld】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-09-22 14:38:01)
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