みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.雰囲気は凄くいい感じだし、特に賭場の緊張感はかなりのものなのですが・・・結局、同じようなシーンの繰り返しで、緊張も緩んでしまいました。登場人物に変化がないので、出会った意味が見当たらないのです。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2017-10-05 02:12:28) 3.これは「任侠映画」というより「ヤクザ映画」、いや、この冷めたかっこよさは、むしろ「フィルム・ノワール」。親分子分の内実を冷ややかに描いたところは、『仁義なき戦い』が1973年だから、それに先立つこと約10年。「実録もの」ではないが、そこは後に東京都知事になる作家の原作だけに、哲学的といってもいいような味わいを漂わす。それにつけても、池辺良のかっこよさと、加賀まりこの小悪魔ぶりといったらない。また、東野英治郎と宮口精二という名優による親分二人が、高級レストランでスープをともに下品に飲みながら、「マナーが違うぜ」と注意したりするシーンは傑作だった。それから、親分の歯医者通いシーンは、そうか、これが北野武『アウトレイジ』の元ネタのひとつなんだな、と気づく。 【goro】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-03-07 02:40:44) 2.どこかフランスの犯罪映画を彷彿させるモノクロ画面がシブイ。しっかりとした黒を背景に賭場の灯りに映し出される顔にも陰影を残す。寡黙な主人公というのもフィルムノワールっぽい。これで音楽がジャズだったら。でも武満徹の音楽もかなりインパクトがあって良くも悪くも作風に大きく影響を及ぼしている。池部良の小林旭みたいな目張りが気になってしょうがなくて、刑務所から出てきたばかりでその眉毛はないぞと。モダンな作風ともミスマッチでかなり残念。加賀まりこはかわいかった。 【R&A】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-11-25 14:48:43) 1.なんだか物凄くどんよりとした任侠映画で、その味わいは独特のものがあった。 池部良がニヒルなヤクザ役を演じているが、どうも違和感があった。 なぜなら、池部良と言えば、それまで爽やかな好青年役を演じることが多く、しかもそれが似合っていたからだ。 しかめっ面にドスのきいた話し方で、ヤクザ役を演じてみせているものの、内面に秘めた上品さというか、人間的優しさみたいなものが滲み出てしまっている気がした。 その後、ヤクザ役を演じることが多くなったらしいが、池部良にはずっと爽やかな役を演じて欲しかった。 歳を重ねると、それは無理な話かもしれないが、爽やかな池部良が好きな私にとっては、こういう役は合っていないと思えてならない。 加賀まりこだが、現在のおばさんイメージがあるので、本作のような謎めいた女性を演じられても、どうにも説得力がない。 池部良にしても、加賀まりこにしても、ミスキャストの感が否めない。 それでも、本作のどんよりとしたけだるい雰囲気は、観ていてその世界に引き込まれるだけのものがあり、それはそれで楽しむことができた。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-08-17 10:24:52)(笑:1票)
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